東松浦半島
佐賀県・東松浦半島の美味しいお取り寄せ5選
九州の北部、壱岐水道と玄界灘に突き出した東松浦半島は、活き造りで知られる呼子のイカをはじめ、玄界灘で水揚げされる新鮮な魚介を扱う漁業が盛んな地域。入り組んだ地形のリアス式海岸で営まれている鯛や真珠の養殖場も立ち並びます。また、雄大な自然を望む風光明媚なスポットとして虹の松原や波戸岬、そして歴史マニアにはたまらない名護屋城跡や唐津城など見どころ満載。そんな東松浦半島の魅力を生粋の佐賀っ子、サガテレビアナウンサー・橋爪和泉さんにリポートしてもらいました。
佐賀県・東松浦半島はわたしがナビゲートします!
PROFILE
橋爪和泉さん/サガテレビ
1996年生まれ、佐賀県嬉野市出身。佐賀大学を卒業後、サガテレビのアナウンサーとして入社した生粋の佐賀っ子。現在、サガテレビの情報番組「かちかちPress」に出演中。サガテレビの夕方の顔として広く親しまれている。今回、どこの取材先に行っても大人気の愛されキャラ。趣味は漫画を読むこと、絵を描くこと。サインには必ず相手の似顔絵を描いている。また、サガン鳥栖担当記者としての経験をきっかけにサッカー観戦も大好きだそう。
発表! 佐賀県東松浦半島のおすすめ特産品5選
豊かな自然に恵まれた東松浦半島は海の幸、山の幸の宝庫。そんな自然の恵みを丁寧に仕上げたお取り寄せ品が揃っています。ヘルシーで味わい深いハムや果実を丸ごと頂いているようなゼリー、ブランド鯛のしゃぶしゃぶなど、どれをとってもリピートしたくなるものばかり。「半島は日本の台所」編集部が自信を持っておすすめできる逸品をご紹介します。
ヒレハム/唐津くん煙工房
「唐津くん煙工房」の特徴は、何といっても廃止された旧呼子線の鳩川トンネルを熟成庫として活用しているところ。「ヒレハム」は、そのトンネル内でブランド豚のヒレ肉をゆっくりと熟成、スモークとブラックペッパーの香りがしっかりと効いた味わいに仕上げた逸品。DLG(ドイツ農業協会)コンテスト(1885年から開催しているヨーロッパでもっとも権威のある国際品質競技会)で金賞を受賞、雑誌のお取り寄せランキングでも数々の受賞歴がある高品質なハムなのです。
柔らかな肉質で脂肪分がほとんどなく、ビタミンB1を多く含んでいるヒレ肉を使っているのでとてもヘルシー。加熱しすぎるとパサパサになりがちなヒレ肉が驚くほどしっとりとした食感で、深みのある燻製の香りはお酒との相性も抜群です。
「脂身は少ないけれど食べてみるとジューシー! ヒレ肉のいいところはそのままに、スモーキーな一品に仕上がっています。さらにブラックペッパーが効いているので、ガツンとくる! これがお酒にまた合うんですよね。手でさいて食べると食感が少し変わるのにも驚きました。何よりヒレ肉ですから、カロリーが気になる方でも罪悪感なく、食べられるのが嬉しいですよね。珍味感覚でお酒と一緒に少しずつ味わいたい、とっておきのおつまみ。家でちょい飲みするときなどにサラッと出したら、きっと株が上がること間違いなしです」(橋爪さん)
呼子夢甘夏ゼリー/甘夏かあちゃん
「呼子夢甘夏ゼリー」は、呼子大橋を渡った先の加部島にある名産品の甘夏みかんを使ったゼリー。甘夏の皮を使用した容器の中に、果汁をそのまま閉じ込めたようなジューシーなゼリーがたっぷり。甘夏の香りとプルンとした食感、甘さと酸味のバランスが絶妙で、ほどよい苦味がまた爽やか。
甘夏は収穫の最盛期が2〜4月で、8月頃まで急速冷凍した果汁を使用したゼリーが食べられますが、再び甘夏が収穫できるまでは販売しないこだわりも。10月から11月くらいに販売される緑色の甘夏を使った期間限定のゼリーは、とてもフレッシュで香り高いので毎年楽しみにしているファンも多いそう。香料や保存料など添加物は使ってないので、大人から子供まで安心なのも魅力のひとつです。
「佐賀県民なら一度は食べたことがあるかもしれない、呼子の甘夏かあちゃんのゼリー。ただのゼリーだと思ったら大間違い。皮の中にみずみずしいゼリーがたっぷり詰まっていて、パックを開けると、まるで本物の甘夏をいただいている気分になります。おすすめはゼリーを半分に切って食べること。『ゼリーなのに切るの?』と思われるかもしれませんが、甘夏の爽やかな香りが強くなって、より一層美味しくなりますよ!」(橋爪さん)
クリームチーズの粕漬/玄海漬
明治中期に創業した粕漬け専門店「玄海漬」がワインに合う商品として新しく開発したのが「クリームチーズの粕漬け」です。オーストラリア産の上質なクリームチーズを香り高い大吟醸の酒粕で丁寧に漬け込んだプレーンタイプの他に、フレーバー違いで「ゆず胡椒」「めんたい」の3種類の味が楽しめるのがこのセット。
「ゆず胡椒」は濃厚なクリームチーズに、佐賀県産の柚子胡椒の爽やかな香りと辛味がいいアクセントに。九州を代表するお土産・明太子を合わせた「めんたい」はプチプチとした食感も楽しい。ワインはもちろん、日本酒のアテにピッタリ。クラッカーやドライフルーツと合わせるのもオススメです。
「まさに現代風の粕漬け! 見た目は洋風のクリームチーズなのに、ひと口食べてみると上品な酒粕の香りが鼻を抜けていき、その後、塩味や旨味が口の中に広がります。新感覚のおつまみですね。ワインや日本酒と合わせてもいいですし、クラッカーやバゲットに載せて食べてもいい。和と洋の意外なコラボを是非とも楽しんでください。また、同じ会社の『ドライフルーツの粕漬け』もいただいたことがあるのですが、ドライフルーツなのにジューシーという、固定観念を覆される一品です。ヨーグルトに混ぜてもいいし、ワインや紅茶にもとても合いますので、こちらもぜひチェックしてみてください」(橋爪さん)
低温熟成レアからすみ塩麹仕込み/唐津海
九州産のボラの卵を地元の塩やお酒を使って、ひとつひとつ丁寧に手作りした”からすみ”で定評のある「唐津海」。同社が新感覚のからすみとして開発したのが、九州産沖ボラの卵を低温で乾燥させ、レアの状態で自家製の塩麹と混ぜ合わせて発酵熟成させた「低温熟成レアからすみ塩麹仕込み」です。
プチプチとした食感に塩麹のまろやかなコクとほんのりとした甘みが絶妙。通常のからすみのように大根や焼いたお餅に添えるのはもちろん、モッツァレラチーズやバターを塗ったバゲットに載せてカナッペにしたり、パスタに合わせたりとアイデア次第で使い方は無限大です。
「第一印象は、これがからすみ⁉ でした。まろやかでとろけるような口当たりの中に魚卵のプチプチも感じられてとっても新鮮! お酒のおつまみとしていただくのはもちろんですが、パスタにすると絶品です。また、同じ唐津海さんの商品で、サイコロ状になっている『本からすみコロコロ』はカラフルで見た目も可愛い!ちょこっとずつ盛り付けてお通しとして出すだけで食卓が華やかになります。プレゼントにしても絶対に喜ばれますね」(橋爪さん)
穂州鯛のお刺身鯛しゃぶセット/渡邉水産
「渡邉水産」がじっくり時間をかけて丁寧に育てたブランド真鯛「穂州鯛」を、お刺身としゃぶしゃぶで楽しめる贅沢なセット。イケスで神経締めしてから漁港の目の前の作業場で間髪を入れずにさばき、3Dフリーザーで瞬間冷凍しているので、新鮮さは抜群。お刺身は皮付きと皮なしが半分ずつ入っていて、皮付きの方は「松皮造り」と呼ばれ、皮と身の間の旨味を存分に味わえる、漁師町ではポピュラーな食べ方。穂州鯛の美味しさが際立ちます。
お刺身の他に、お出汁をとった後に鯛雑炊にできる鯛カマ、ポン酢、ゆず胡椒が入っているので、あとは野菜を切るだけでお鍋をスタート。47CLUB主催「こんなのあるんだ!大賞2019」では九州・沖縄ブロック1位を受賞、玄海町のふるさと納税返礼品では常に上位をキープしている穂州鯛の実力をぜひ味わってみて。
「皮付きと皮なしの身が入った豪華すぎるしゃぶしゃぶセットです。注目していただきたいのは皮付きの方で、歯ごたえや旨味が増してとても美味しいのです。また、完全養殖にもかかわらず、身が引き締まっていて、コリコリとした食感がたまりません! 切り身が真空パックで送られてくるので、調理の手間がかからないのも嬉しいポイントです。たっぷりと量があるので、まずお刺身でいただいてから、メインにしゃぶしゃぶという贅沢なコースが楽しめます。年末年始に家族が集まる時、ホームパーティで出したら喜ばれること間違いありません」(橋爪さん)
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撮影/吉澤健太〈人物〉 取材・文/志摩有子