北松浦半島
長崎県・北松浦半島の美味しいお取り寄せ5選 ①
北松浦半島は、佐賀県伊万里市から長崎県佐世保市を結ぶ九州北西部にある半島のこと。今回は、“アジフライの聖地”として有名になった松浦市を中心としたエリアをご紹介します。ここには「日本の棚田百選」の中でも指折りの美しさと称される「土谷棚田(どやたなだ)」や、一面に広がるコスモス畑などがあり、豊かな自然が織りなす景色がそのまま観光スポットになっています。そして、松浦市は観光だけでなくグルメも一級品。数ある特産品のなかから、「半島は日本の台所」編集部が厳選した5品をご紹介します。
長崎県・北松浦半島は私がナビゲートします!
PROFILE
前田真里さん
1981年生まれ。長崎県出身。明治大学を卒業後、2004年にNCC長崎文化放送に入社。アナウンサーとして情報番組やニュース番組に出演。2008年退社後、フリーに。2012年に渡米し、マンハッタンからの中継を担当。2016年に帰国し、現在は長崎市在住。NCCの番組「ひるドキ!」にレギュラー出演中。サケエキスパートの資格を取得して地酒を開拓中! 地元をPRする活動にも積極的に参加している。
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発表! 長崎県北松浦半島のおすすめ特産品5選
松浦市は全国でもトップレベルの海産物が有名な港町。ふぐ、マグロ、アジ、サバなど豊富な水産資源を生かした特産品や、元寇の歴史を持つ鷹島の銘菓まで、絶品グルメをセレクト。元NCC長崎文化放送アナウンサーであり、長崎県を知り尽くしたフリーアナウンサー・前田真里さんにレポートしてもらいました!
とらふぐのカップルセット/新松浦漁業協同組合
冬の味覚として親しまれているとらふぐですが、長崎県のふぐの生産量は、なんと全国第1位。県内でも長崎市、佐世保市、松浦市はふぐ養殖が盛んで、毎年、生産地域日本一を競っています。「とらふぐのカップルセット」を販売しているのは、松浦市の新松浦漁協。ふぐを扱う料理人で知らぬ者がいないブランド魚・鷹ふくの養殖で知られています。
商品の内容は、コリコリの歯ごたえと上品な甘みが味わえる「刺身」。プルプルのゼラチン質の食感がやみつきになる「皮刺し」。ふぐのアラから取る出汁が絶品な「ちり鍋」。そして、家庭ではなかなか味わうことができない「ヒレ酒」という鷹ふく尽くしの4点セットで、料亭のコースで出てくるようなラインナップを家庭で楽しむことができます。この贅沢を可能にしたのは、職人の丁寧な下処理と、冷凍技術があればこそ。「冷凍商品なのにこんなに刺身が美味しいなんて」ときっと驚かれることでしょう。
「産地直送のとらふぐを自宅でいただけるなんて、至福としか言えません。大満足のボリュームのセット内容になっていて、大切な記念日などにもオススメです。【刺身】そのまま食卓に出せるほど、綺麗な盛り付けされた「菊盛てっさ」は、ぷりぷり食感と上品な甘さが特徴です。ポン酢との相性が抜群!【皮刺し】コリコリとした歯ごたえを楽しめます。【ちり鍋】お鍋に入れると、ふぐの身がふわふわに! お野菜と一緒にいただきました。ほんのりと甘くしっかりとした出汁感を味わえるとらふぐ団子は、鍋にぴったり。締めは雑炊に。アラ身からの旨味が広がったお出汁にご飯と溶き卵を入れると至高の一杯になります。【ヒレ】じっくり炙って、日本酒に浸すとフグの香ばしさ、旨味が広がります。あたたかいヒレ酒の琥珀色を眺めながら、ふぐ料理の余韻に浸るのもいいですね」(前田さん)
逸品いりこ詰め合わせ/大石水産
長崎県は煮干しいりこの生産量で日本一を誇り、なかでも、松浦市にある大石水産のいりこは、長崎県水産加工振興祭水産製品品評会で、平成28年度より5年連続入賞を果たした最高級品です。長崎県北部の近海で漁獲した新鮮なカタクチイワシは、すぐに工場に運ばれて、海水でボイル。そして乾燥にかけられます。漁獲から乾燥機にかけるまでの時間は、わずか90分! 豊かな漁場が目の前にあるという立地に加え、加工まで一貫しておこなえる漁師だからこそ、為せる早業なのです。
鮮度抜群ないりこは、青みがかった銀色をしていて、魚体はまっすぐか左頭でへの字を描いているのが特徴です。詰め合わせの内容は、大きいサイズの「煮干しいりこ」。それより少し小さいサイズを「食べておいしいいりこ」。カタクチイワシの稚魚を煮干しにしたものを「ちりめん」となっています。鮮度抜群のいりこはイノシン酸もたっぷり。これを使えば、毎日の出汁の味が格段に変わります。
「塩が添加されていないので、まろやかで素朴な味を楽しめます。大きく綺麗な【煮干しいりこ】は、出汁がよくでるのでお味噌汁、うどん、つけ麺などに最適! 硬めに乾燥した【ちりめん】は、大根おろしやご飯、酢の物とも相性抜群。ごま油、またはオリーブオイルで炒めてサラダにのせてもカリカリと美味しくいただけました。【食べておいしいいりこ】は、生臭さがなく、しっかりとした味わい。ポリポリ丸ごといただけます。カルシウムたっぷり! 苦味がないので小さな子供のおやつにも良さそうですし、お酒のつまみにもおすすめできます。3つのバリエーションを1度に楽しめる嬉しい詰め合わせ。海の恵みがつまった香り豊かないりこで毎日の朝ごはんが上質なものになりました」(前田さん)
- 逸品いりこ詰め合わせ〈1㎏〉¥3,900(税込)
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▼商品のお問い合わせ先
まつうら観光物産協会
鷹島産本まぐろ漬け/道の駅鷹ら島
長崎県松浦市の北部に位置する鷹島は、15年ほど前からクロマグロの養殖に力を入れ始めた地域。水深が深く、潮流が速いことに加えて、対岸には松浦魚市場があり、餌となる青魚も手に入れやすいことから、養殖には最適の環境なのです。3年をかけて育てられたマグロのサイズは一本60キロ。鮮度を保つため、沖合でエラと内臓を取り、港まで運んできた後、氷水に一晩つけて身を締めてから解体されます。
道の駅鷹ら島で販売されている「鷹島産本まぐろ漬け」は、マグロの大トロ、中トロ、赤身の切り身を地元醸造所の特製醤油で漬けにした贅沢な逸品。一般的な漬け丼の切り身が40〜50グラムであるところ、この商品は85グラムと、高級部位が入っているだけでなく、切り身の量も大盤振る舞い。そんな粋なサービスは「鷹島を全国でも有名なマグロの町にしよう」という心意気があってこそなのです。
「大トロ、中トロ、赤身の切落しをとろんとした甘いタレに漬けこんでいます。乗せるだけで簡単に漬け丼の出来上がり。甘みと旨味がたっぷりのまぐろ丼をお家で手軽にいただけるなんて幸せですね。ごまや刻みのりなど薬味を添えるとさらに美味しく。一人前の小分けになっているので解凍に時間がかからないのも嬉しいところ。私はリピート買いしました!」(前田さん)
てつはう最中/岩元製菓舗
松浦市鷹島はおよそ730年前、日本軍と元軍が戦った元寇の地として知られています。沖合で発見された元軍の炸裂弾「てつはう」を、地元の老舗和菓子店・岩元製菓舗が「てつはう最中」として完全再現。てつはうに使われている陶器片や鉄片は、栗、サツマイモの甘露煮、小豆の蜜漬け、白あんで。炸裂弾の特徴はパチパチ弾けるキャンディで表現しました。
白あんには隠し味で地元の塩を入れることで、味にメリハリをつけているそう。アイデアと美味しさを両立したてつはう最中は、初めて発売した「元寇サミット」で即完売。2020年の長崎県特産品新作展で優秀賞を受賞するほど高く評価されているのです。唯一無二の個性的な最中は、贈り物にしても喜ばれること間違いなし!
「ピンポン球より少し小さいくらいのサイズの最中で、味はとってもお上品。海で発見されたてつはうをイメージしているためか、白餡はほんのり塩味が効いています。円を重ねた美しいデザインのパッケージや、歴史について詳しく書かれたリーフレットも素敵です。一番の衝撃は、付属された「パチパチふりかけ」。幼いころに食べたことがあるあのキャンディを最中に入れると、お口の中に蒙古襲来!? うまさが炸裂しました。歴史好きの友人に贈りたいです」(前田さん)
アジフライ×漬け丼2種類〈お試しセット〉/エンマキ食堂
松浦市は、アジの漁獲量日本一の「アジフライの聖地」。日本遠洋旋網(にほんえんようまきあみ)漁業協同組合、通称・エンマキは、この地を拠点に、新鮮な魚を使った松浦グルメを製造販売しています。
アジフライは、刺身でも食べられる獲れたてのアジを贅沢に使用した逸品で、産地ならではのワンフローズン製法にこだわって作られています。漬け丼は、福岡の郷土料理「胡麻さば」にインスパイアされて開発した商品で、2019年には農林水産祭式典において内閣総理大臣賞を受賞。地元漁師も舌を巻く絶品なのだそう。2種類の漬けは、アジ、サバ、ブリの3種類のうちいずれかで、何が入っているかは、開けてからのお楽しみ!
「【胡麻さば】長崎で水揚げされたブランドさば「旬(とき)さば」を胡麻と特製醤油だれに漬けた一品。旨味たっぷりで、ビールのお供にもおすすめです! お出汁をかけてお茶漬けのようにしても美味しくいただけました。冷凍庫に常備したいですね。【天然ぶり丼】脂がのった長崎県産の天然ブリはやっぱり美味しいですね! 長崎で生まれ育った私は、ほのかな醤油の甘みとブリとの組み合わせがクセになりました。ネギを添えて丼にしたところ、家族がとても喜んでくれました。食べやすいので老若男女喜ばれると思います。お中元やお歳暮などで遠方の友人に贈りたい逸品です。【アジフライ】新鮮な真アジのフライは、身がふっくらしてジューシー。アジの皮がうっすら見えるほどに衣は薄く、サクッとした食感も楽しめます。私はフライパンで揚げて調理したのですが、手軽に作ることができるのも嬉しいポイント。3枚におろしているので子供やお年を召した方も食べやすいと思います!」(前田さん)