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室津大島半島

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室津大島半島

〝瀬戸内のハワイ〟とも呼ばれる周防大島の名所めぐりへ

潮風に揺れるヤシの並木と青い海。周防大島は片寄ヶ浜ビー玉海岸などのビーチが有名で、海岸の道沿いには南国気分高まるハワイ風のカフェやレストランが点在しています。そんな周防大島が〝瀬戸内のハワイ〟と呼ばれる所以は、日本とハワイ王国が明治時代に移民協約を交わし(官約移民)、多くの島民がハワイへ移住したことがきっかけ。1963年にはハワイ州カウアイ郡と姉妹島提携をし、文化交流が盛んになりました。夏休み期間の毎週土曜日には「サタデーフラ」(通称・サタフラ)を開催、町役場や郵便局では夏季のフォーマルとしてアロハシャツを取り入れるなど(アロハビズ)、島全体で〝瀬戸内のハワイ〟を盛り上げています。

プライベートで何度も訪れているという山口放送アナウンサー・高松綾香さんと、周防大島に訪れたら足を運びたい観光スポットを巡りました。周防大島の道の駅で購入したというイヤリングを着用してくれています。

【INDEX】
インスタ投稿多数の人気スポット「星のビーチ」

  ―「星のビーチ」のおともは、「iiiro gelato」のジェラートで決まり!
瀬戸内海に浮かぶ赤い鳥居「厳島神社」
しあわせ祈岩のひとつ 奇岩「巌門」

本州・室津地域と大島をつなぐ「大島大橋」
  ―「飯の山展望台」からは大島大橋や室津地域が一望できます

インスタ投稿多数の人気スポット「星のビーチ」

周防大島の玄関「大島大橋」を渡って車で約30分。和佐地区にある「星のビーチ」は島内でも人気の撮影スポットで、青い空、青い海が一面にひろがります。目印となっている星型の風向計のモニュメントは、夜になるとライトアップされ、夜空を美しく彩ります。高松さんは、海を眺めていて面白いものを発見したようです。

「海岸のすぐそばに大きなエイが泳いでいますよ! 水族館以外で見るのは初めてです。海底までしっかり見える透明度の高さは、周防大島ならではの魅力ですね」(高松さん)

  • 星のビーチ
    山口県大島郡周防大島町大字和佐618


―「星のビーチ」のおともは、「iiiro gelato」のジェラートで決まり!

星のビーチに訪れたら是非とも立ち寄りたいのが、白壁の佇まいが可愛らしい「iiiro gelato」。2022年8月4日にオープンしたばかりのジェラートショップです。料理人として京都で働いていた店主の植田めぐみさんは、生まれ故郷の和佐地区で「気持ちがほっと落ち着くようなジェラートを届けたい」と創業されたそう。この日は「ミルク」「マンゴーミルク」「クッキークリーム」「ラムレーズン」「チョコレート」「チョコバナナ」の6種類が販売されていました(時期により内容は変わります)。ミルクベースのジェラートには、山口県産きらら牛乳をたっぷりと使用。ぜひ星のビーチを眺めながら、舌触りなめらかでコクのある味わいをゆっくり楽しんで。

iiiro gelato(イイイロジェラート)
山口県大島郡周防大島町和佐582 TEL 080-4559-7832
営業時間:10:00~17:00 ※冬期は~16:00まで
※不定休のため、最新の営業日は公式Instagram(@ iiiro_gelato)をご確認ください

瀬戸内海に浮かぶ赤い鳥居「厳島神社」

星のビーチから約7分。片寄ヶ浜を越えて車を走らせていると、防波堤の向こうに真っ赤な鳥居が見えました。鳥居の扁額(へんがく)には「厳島神社」の文字が。世界遺産にもなっている広島県宮島にある厳島神社が有名ですが、周防大島にある厳島神社も500ある分社のひとつなのだとか。瀬戸内海を背に、遷座150年の折に塗り替えられた鳥居の朱色が、より一際鮮やかに輝いていました。

「防波堤の向こうには海しかないはずなのに『まさか鳥居があるなんて!』と初見の人は絶対に驚くはず。こちらもすごく写真映えするスポットです。今回は干潮でしたが、満潮時の瀬戸内海に浮かぶ鳥居は幻想的で美しいですよ」(高松さん)

  • 厳島神社
    山口県大島郡周防大島町西方3169

しあわせ祈岩のひとつ 奇岩「巌門」

周防大島には「立石観音」「巌門観音」「帯石観音」「岩屋権現」という古くから島民に崇拝されている〝4つの奇岩〟があります。4つの岩を合わせて「四岩合わせ奇岩」=「しあわせ祈岩」と言われ、4箇所すべてを巡ることで、夫婦和合、家庭円満などのご利益があると言い伝えられている人気のパワースポットです。高松さんと一緒に訪れたのは、そのひとつである「巌門」。波の浸食で中央に穴があいた奇岩です。「巌門天丼」を提供している竜崎温泉ちどりの駐車場から歩いて5~10分ほど、山道の階段を上って降りて砂浜にたどり着くと、大きな門のような岩がそびえ立っていました。

「巌門には初めて来ましたが、目の前にするとすごい迫力! ギザギザになった岩肌がアートのように感じられました。くり抜かれた穴から光が入ってきて、それがとても神秘的。パワーをもらえた気がします」(高松さん)

  • 巌門
  • 山口県大島郡周防大島町安下庄685-11

本州・室津地域と大島をつなぐ「大島大橋」

長さ1,020メートル。幅9メートル。海面からの高さは31.9メートルという巨大な「大島大橋」は、この町のトレードマーク。移動、物流などさまざまな面で島民の生活を支える基点にもなっています。大島大橋の間を流れる大畠瀬戸(おおばたけせと)は、日本三大潮流のひとつに数えられる激流で、干潮の急流で発生する渦潮は圧巻。橋の歩道から真下を覗けば、自然の大迫力映像を間近に見ることができます。

「大島大橋を見上げるアングルを探して、大多満根(おおたみね)神社の一の鳥居まで初めて降りてみました。淡いグリーンの橋が、空の青、山の緑にマッチしていて、とても画になる風景です。そばにはイカ釣りをしているという地元の方もいて、瀬戸内海の海の豊かさも感じられる場所でした」(高松さん)

―「飯の山展望台」からは大島大橋や室津地域が一望できます

より美しく壮大な大島大橋を眺めたいなら「飯の山(いいのやま)展望台」へ。大島大橋から車で約5分、標高263.3メートルの飯の山の頂上に、高さ14メートルの展望台があります。本州の室津半島や、晴れていれば広島県まで見渡すことができる周防大島でも有数の絶景スポットです。一番のおすすめは夕暮れ時。西を向くと笠佐島(かささじま)、室津半島の先に、大島みかんのように鮮やかなオレンジ色の夕陽がゆっくりと沈んでいきます。

  • 飯の山展望台
    山口県大島郡周防大島町小松東瀬戸


周防大島の入り口では、SUO OSHIMAのサイン看板が出迎えてくれます

※価格などの情報は取材時のものです。

撮影/吉澤健太 取材・文/小石原悠介

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周防大島は撮りたくなる「名物グルメ」の宝庫でした

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