室津大島半島
山口県・室津大島地域の美味しいお取り寄せ5選
山口県の東南部の一市三町(柳井市、平生町、上関町、周防大島町)からなる室津大島地域。近年、サイクルツーリズムの名所として注目を集め、〝サザンセト〟とも呼ばれるエリアです。また、柳井市は江戸時代には、岩国藩のお納戸と呼ばれるほどの商都で、当時の面影が残る白壁の街並みを散策すればタイムスリップした気分を味わえます。
観光地としても人気のあるこの室津大島地域は、年間を通して温暖な気候なことから、瀬戸内海で育まれる海産物や、暖かな気候に育つ野菜や果物など、バラエティ豊かなグルメに恵まれているのも魅力。
数ある特産品のなかから、「半島は日本の台所」編集部が厳選した5品をご紹介します。
山口県・室津大島地域はわたしがナビゲートします!
PROFILE
高松綾香さん
1992年生まれ。山口県防府市出身。山口大学を卒業後、2015年4月に山口放送に入社。アナウンス部に所属する。約4年間、情報番組『熱血テレビ』のMCを務めた後、現在は月~金曜『KRYニュースライブ』にニュースキャスターとして出演。また、『熱血テレビ』ニュースコーナー、日曜ラジオ『恋する☆オンガク』パーソナリティも担当している。2019年からは『24時間テレビ』の山口放送メインパーソナリティを務めるなど、同局の顔として活躍中。趣味は旅行、ライブ、犬と寝ること、深海に思いを馳せること。
■公式Twitter(@ayakatakamatsu)
■公式Instagram(@ayakatakamatsu063)
発表! 室津大島地域のおすすめ特産品5選
柳井市の地域ブランド「きんさい柳井」認証品の自然薯ドーナツ&コーヒー、周防大島で育てられたレモンを使ったお酒、瀬戸内海の豊かな海産物をたっぷり使った“天ぷら”など、地域の味を生かした絶品グルメをセレクト。
「食べることが大好き!」という山口放送アナウンサー・高松綾香さんにレポートしてもらいました!
金魚ちょうちんブレンドコーヒー&自然薯ドーナツセット
コーヒー豆のような形をしたつぶらな目のパッケージが愛らしい「金魚ちょうちんブレンド」と、“自然薯栽培発祥の地”と呼ばれる柳井市の自然薯をたっぷり使った「自然薯焼きドーナツ」の組み合わせ。どちらも地域ブランド「きんさい柳井」認証品で、柳井市のしあわせギフト工房まつもとのオリジナルセットです。
柳井市の伝統工芸品・金魚ちょうちんのモチーフが描かれるこのコーヒーは、柳井市でスペシャルティコーヒーのみを扱うフジヤマロースターズの商品。コーヒー競技会で全国入賞している藤山夫妻が手がけた本格ドリップバッグです。赤い金魚の「あっさり」は、太陽の下ゆらゆらと青空を泳ぐ真っ赤な金魚ちょうちんをイメージしたというエチオピア2種類のブレンド。繊細ななかにも華やかさがあり、甘い余韻が楽しめる味わいです。青い金魚の「しっかり」は、灯りが灯された幻想的な夜の金魚ちょうちんをイメージしたブレンド。深煎りで飲みごたえがあるのに後味はすっきり。エチオピア、ケニア、インドネシアの豆を使用しています。
粘りの強さが特徴の自然薯を使った焼きドーナツはプレーン、チョコレート、そして山口県が開発したハナッコリー(中国野菜のサイシンとブロッコリーを掛け合わせた野菜)の3種類。小麦粉と山口県産米粉の生地に自然薯をふんだんに加えることで、しっとり&もっちり食感が心地よいスイーツに仕上がっています。製造元のエムテックスは、お菓子だけでなく機能性食品も製造する企業。つなぎにはコンニャクを使用し、揚げずに焼いて仕上げるなど、そのヘルシーさも折り紙つきです。
「【あっさり】は、口当たりが柔らかくとても飲みやすいコーヒーです。肩肘張らずにいただける、ふだん飲みにぴったりなブレンドだと思いました。
【しっかり】は、しっかりした芯のある香ばしい香りが印象的でした。ほのかな酸味と程よい苦味が感じられて、スイーツと一緒に楽しめるコーヒーです。
【自然薯焼きドーナツ】は、口に含むとふわっと柔らかくて、米粉の優しい味わいが感じられます。揚げていないので罪悪感なく食べられるのも嬉しいです。見た目が抹茶味のようなハナッコリー味は、封を開けた途端に野菜の香りが。「ハナッコリーをたべちゃろお~」というテレビCMソングが流れているほど地元ではお馴染みの野菜で、小学生の頃から給食でも食べていたので、私にとっては懐かしい味わいでした。プレーン、チョコレート味も、優しい味わいで、幅広い年代の方に喜ばれる商品だと思います」(高松さん)
- 金魚ちょうちんブレンドコーヒー&自然薯ドーナツセット ¥3,240(税込)
・金魚ちょうちんブレンドコーヒー10包(あっさり10g×5、しっかり10g×5)
・自然薯ドーナツ6個(プレーン、チョコ、ハナッコリー×各2)
※現在、セット販売を終了しております
「自然薯ドーナツ」はこちらよりお買い求めいただけます
▼商品のお問合わせ先
しあわせギフト工房まつもと
山口県柳井市中央2-2-35 TEL0820-22-0325
ちりめんいりこ、ちりめん味噌
ちりめんといえば、柔らかくふわふわとしたシラスの太白ちりめんを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、田中海産の「ちりめんいりこ」は、カタクチイワシを使った上乾ちりめん。太白と比べ、パリッとした食感と凝縮された旨みが特徴です。
材料となるのは、周防大島近海で獲れるカタクチイワシの稚魚。これを炊き上げ、乾燥させて煮干しを作ります。美味しさのポイントは、炊き上げの際に、海水を使用していること。これにより、食塩には出せないほのかな甘みが加わります。そのまま食べるのはもちろん、酢の物や大根おろし、炒め物に加えるのもおすすめ。食感のアクセントにもなります。
このちりめんいりこに味噌を合わせた商品が「ちりめん味噌」。地元民には馴染み深い「大島みそ」という麦味噌に、調味料、フライドガーリックやごま油などを加えたご飯のおともです。噛むほどに旨みが染み出すちりめんいりことコク深い味噌の組み合わせは、ご飯が驚くほど進みます。野菜スティック用のディップソースにしても美味しくいただけますよ。
「【ちりめんいりこ】周防大島に行くたびに買って帰る私の定番商品です。ちょうどいいサイズ感で、アツアツの白米に、ちりめんと大根おろし、甘口のお醬油をちょっと垂らしたら…お口の中は瀬戸内海パラダイスです。
【ちりめん味噌】味噌の奥深い味わいと、香り高いちりめんの磯の風味が最高にマッチします。白米が何杯でも進む“ご飯泥棒”です! どこか懐かしい味わいが感じられます」(高松さん)
- ちりめんいりこ(中袋130~150g) ¥540(税込)
ちりめん味噌 110g ¥380(税込)
※ちりめん味噌は、今季品薄につき、時期によっては品切れの場合があります
商品の購入は下記から
【ちりめんいりこ】はこちら ※大袋260~300g \1,080も販売しています
【ちりめん味噌】はこちら
▼商品のお問合わせ先
田中海産
山口県大島郡周防大島町大字西方1161-1 TEL0820-78-0109
生レモンチェッロ500ml(オリジナルバッグ付)
周防大島は山口県内の約8割以上のみかんを生産する〝みかんの島〟。人口減少などの課題を抱えるこの土地に「100年後に残るこの島の名産品を」という想いで作られたのが、瀬戸内ジャムズガーデンの「生レモンチェッロ」です。レモンチェッロとは、アルコールにレモンの表皮と砂糖を漬けて作られるイタリア発祥のリキュールのこと。
その主役となるレモンは全て周防大島産。農作放棄地を再開墾した畑で自社栽培したものや、地元の産業活性化のために近隣農家で栽培されたものを仕入れて使用しています。ひとつひとつ丁寧に洗い、手作業で皮を剥いでいきます。中綿の白い部分はエグみの原因になるため、使用するのは表皮の黄色い部分だけ。10キロのレモンから700グラムしか採れないと聞くと、その希少さを実感します。
本場のレモンチェッロはアルコール度数が30%程度と高く、ドライなお酒ですが、この生レモンチェッロの度数は日本酒程度。レモンの生果汁をたっぷり使って、日本人にも馴染みやすいお酒に仕上げられています。おすすめは、冷やしたものをストレートまたはロックでいただく飲み方。お酒に強くない方は炭酸水やジンジャーエールなどで割ると美味しくいただけますよ。
「私の周りの女子はみんな好きなこのお酒! さわやかな生レモンの香りが心地よく、甘みの中に大人な苦みも感じられます。アルコール濃度は見た目の可愛さとギャップがある日本酒と同じくらいの14度。そのまま飲むもよし、炭酸でわって飲むもよしで、色々な楽しみ方ができます。女子会にこれが一本あるだけでテーブルが華やぎますね。ちなみに、2022年2月にバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW 極』(読売テレビ・日本テレビ系)でも紹介されたこのお店のジャムも贈り物に最適ですよ」(高松さん)
- 生レモンチェッロ500ml(オリジナルバッグ付)¥2,970(税込)
商品の購入はこちら ※200ml ¥1,700など複数展開あり
▼商品のお問合わせ先
瀬戸内ジャムズガーデン
山口県大島郡周防大島町日前331-8 TEL0820-73-0002
鳩子てんぷら
創業100年を超える上関水産の「鳩子てんぷら」は、上関近海で獲れた新鮮な魚を贅沢に使った揚げかまぼこ。その名前の由来は、1974年に放送されたNHK連続テレビ小説『鳩子の海』からつけられています。このドラマは上関町を舞台にした物語で、上関水産の近くにある渡船場でも撮影がおこなわれたそう。ごぼう入りのてんぷらを撮影クルーに振る舞ったところキャスト、スタッフが大絶賛!この触れ合いから「鳩子てんぷら」と名付けられ、お店の看板商品となりました。
地元鮮魚を石臼で滑らかなすり身にして油で揚げたてんぷらは、プリプリの弾力とふんわりと香る魚の風味が魅力。カレイなど材料となる魚は水にさらした後、遠心分離機にかけて水分を抜くなど、下処理にしっかりと手間をかけることで、生臭さや雑味などをカット。持ち味である旨みだけを残すようにしています。
元祖の味である「ごぼう」。一味唐辛子を加えてスパイシーに仕上げた「ピリ辛」。通常のすり身に鯛とはもを加えた「鯛はも」の3種類に加え、ミニサイズやスティック状のてんぷらも販売されています。
「おかずにもつまみにもなる一品。以前に、おすそ分けをしたら喜ばれたことがありました♪ オーブンで焼くとぷくっと膨らみ出来立ての味を再現することができますよ。
【ごぼう】(写真左上)
食べる前からごぼうのいい香りが。風味豊かで、ごぼうならではのシャキシャキとした食感が楽しい天ぷらです。
【ピリ辛】(写真右上)
噛んでいると後からやってくる何とも言えないピリッと感が、おつまみにピッタリ! お醤油にちょっとマヨネーズを足したものをつけても美味しいです。想像しているよりも辛めですよ。
【鯛はも】(写真中央)
味がまろやかで優しい。上品な味わいで、誰もが美味しくいただけること間違いなしです!」(高松さん)
- 鳩子てんぷら 各 ¥400(税込)
(鯛はも・ピリ辛・ごぼう 各200g)
商品の購入はこちら - ※現在は、電話またはFAXでのみ注文を受付中(0820-62-0031)
▼商品のお問合わせ先
上関水産
山口県熊毛郡上関町大字長島471 TEL0820-62-0031
瀬戸内花嫁たい焼き 6個入り
その名の通り、“花嫁”がコンセプトの「瀬戸内花嫁たい焼き」は、ギフトに喜ばれるおめでたいスイーツ。生クリームを花嫁の被る“角かくし”に、色とりどりの具材を“かんざし”に見立てたその可愛らしさに、全国からの注文が絶えません。
見た目もさることながら、その味も一級品!フルーツミックス、みかん、洋梨ベリー、栗抹茶、アンシャンティ(あんこと生クリーム)、ベルギーチョコという6種類は、和と洋を融合させた新食感のたい焼きです。美味しさのこだわりのひとつは、柔らかくふわふわな生地。ケーキのスポンジに近い製造法で、卵をしっかりかき混ぜた後に特別配合の粉を加え、これを一枚一枚丁寧に手焼きして完成します。
たい焼きにも“天然”と“養殖”の区別がありますが、その概念を飛び越えた瀬戸内花嫁たい焼きは、まるで“箱入り娘”のように、全工程を手作業で大切に作り上げられていくのです。
「たい焼き生地がケーキのように柔らかいことにも驚きますが、クリームはそれに勝るふわふわ感です! 生地に厚みがあって一見ボリューミーなのに、重すぎない。クリームがたくさん入っているのに、甘さ控えめなところも喜ばれるポイントだと思いました。カスタードの上にホイップクリームをのせた2層構造になっていて、味の変化も楽しめます。6種類のバリエーションがありますが、私のお気に入りは【みかん】。地元名産の大島みかんが、とってもジューシーです。酸味がちょうどよく、全体をキリッと引き締めてくれますね」(高松さん)
- 瀬戸内花嫁たい焼き 6個入り ¥4,500(税込)
(フルーツミックス、みかん、洋梨ベリー、栗抹茶、アンシャンティ、ベルギーチョコ)
商品の購入はこちら
▼商品のお問合わせ先
瀬戸内花嫁たい焼き 大島店
山口県大島郡周防大島町土居1094-1 TEL0820-73-1511
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※価格などの情報は取材時のものです。
撮影/吉澤健太<ロケ>、相沢琢磨<スタジオ> 取材・文/小石原悠介