半島は日本の台所

和歌山県

紀伊半島

03
ここがイチオシ!
紀伊半島

紀州の梅をふんだんに使用“梅酒界のシャンパーニュ”

GI「和歌山梅酒」が世界に誇る、味わい強さ

「GI」という制度をご存知ですか? 国が管轄する「地理的表示保護制度」のことで、伝統的な生産方法や生産地の特性が品質に結びついている特産品を、知的財産として保護する仕組みを指します。国内では北海道の「夕張メロン」、秋田の「いぶりがっこ」、三重の「松阪牛」などがそれにあたり、世界でみればフランスの「シャンパーニュ」も同様の保護を受けています。そして、和歌山でGIとして保護されている特産品のひとつが、日本一の生産量を誇る梅をふんだんに使用したGI「和歌山梅酒」。リキュールとしては、日本初。製法や味わいは千差万別ながら、「和歌山県内で収穫された梅のみを使う」「香料・甘味料を使わない」などのルールを設けてブランド品質を保っています。和歌山県産のフルーツならではの濃ゆ〜い梅を使い、厳格なルールで作られた梅酒の数々は、香り高くとろけるような味わいが特徴。“梅酒界のシャンパーニュ”GI和歌山梅酒なら、きっとマイベストワンに出会えるはず。

県内産「ブランド梅」をふんだんに使用…お酒1000リットルに300kg以上が鉄則!

和歌山梅酒

和歌山梅酒によく使われているのは県内産の「ブランド梅」で、もっともポピュラーなのが、かの有名な「南高梅」。南高梅の特徴は、大粒であること、そして完熟したとき特有の甘い香りです。とくに完熟した南高梅を梅酒にしたときの香り高さについては、2011年3月に「和歌山県うめ研究所」が国内大手酒造メーカーとおこなった共同研究により、証明済み。一般的な青梅を使用したものと比べ、完熟した南高梅を使用した梅酒のほうが、フルーティーな香りが高いことが明らかになりました。GI「和歌山梅酒」を名乗るには、「お酒1000リットルに対し県内産の梅を300kg使用する」などの厳しいハードルがありますが、県内の酒造所が丹精を込めて梅酒作りに没頭し、日々ブランド価値の向上に努めているのです。

※以下の写真の作業工程は、「中野BC」本社梅酒蔵の様子

「紅南高」とは?

日光をたくさん浴びた南高梅の青梅のなかでも、実の半分ほどが紅色に染まっている特徴を持つ「紅南高」。紅南高で梅酒やシロップを漬けると、ほんのり紅色のエキスが溶け込み、朱色に染まるそう。南高梅全体の生産量の1割にも満たない希少な梅実で、市場に出回りにくい“幻の梅”として、高級酒などに使用されています。

ベースのお酒も熟成期間も千差万別!“私の一本”を約90種から見つけよう

自家製梅酒

和歌山では「一家一瓶」といわれるほど、梅酒づくりが文化として根づいています。自家製梅酒に“一家の秘伝レシピ”があるように、いま約90種類ほどが認定されている和歌山梅酒にも、銘柄それぞれに独自の製法があるんです。梅の使用量と香料・甘味料の不使用を除けば、醸造用のリカーも熟成期間も“自由演技”。日本酒にブランデー、そして泡盛を使ったものまで、幅広いリカ—でブランド梅が漬け込まれています。地元の人たちのあいだでは、鮭とばやチーズといった塩気の強いおつまみに合わせて、度数高めのものをロックで飲むのが人気だそう。おみやげ店や酒店で梅酒コーナーをのぞけば、上の写真のように豊富なラインナップが揃っています。“ジャケ買い”するもよし、お店の人に相談してみるもよし。きっと“あなたの一本”が、待っていますよ。以下では、おススメ銘柄をご紹介!

白鳥が優雅に泳ぐ庭園を散策し梅酒づくりを体験…「酒造見学」で“梅酒愛”を育てよう

酒造見学

「和歌山梅酒」認定銘柄や他業種コラボ商品も含め、40種類以上の梅酒を醸造している、創業70年超のトップメーカー・中野BC。敷地内に梅酒蔵もある同本社では、コロナ禍の影響で酒蔵工場や一部施設への立ち入りは中止しつつも、施設見学や梅酒漬け込みなどが体験できる、酒蔵見学を予約制で実施しています。

  • 中野BC
  • ・住所/和歌山県海南市藤白758-45
  • ・酒造見学料金/梅酒漬け込み体験¥2,200、梅シロップ漬け込み体験¥1,650(1名あたり)
  • 酒蔵見学はコチラ

◀︎ 前の記事を見る

「トロまぐろ×ぶどう山椒」の炊き煮
トップページ ▶︎