島根半島
【松江観光】エリア別おすすめ人気スポット12選! 話題の縁結び・グルメ・お土産・国文化財の旅館まで
島根県出雲地域(出雲市・松江市)といえば、出雲市大社町にある出雲大社が有名ですが、そのお隣・松江市にも国宝・松江城をはじめ、多くの観光客が訪れる観光スポットがあります。今回は、松江駅周辺エリア/美保関エリアの2地域から厳選した12のスポットを詳しくご紹介! ぜひ旅行プランの参考にしてくださいね。
【INDEX】(文字クリックで移動します)
■車で15分圏内!松江市の中心地「松江駅」周辺エリア
■松江駅周辺から美保関に向かう途中に立ち寄りたい珍名所
■神と海と人をむすぶ、松江の聖なる岬・島根半島「美保関」エリア
■車で15分圏内!松江市の中心地「松江駅」周辺エリア
島根県松江市のシンボルとして愛される松江城は、全国に12ある現存天守の1つで、2015年7月に国宝に指定されました。「日本さくら名所100選」にも選ばれていて、春には桜の名所としても賑わいをみせます。松江駅からはバスで10分ほど、天守には朝8時半から入場可能なので、ご紹介するスポット散策の合間にぜひ訪れてみてくださいね。
▼松江駅周辺スポット8選(文字クリックで移動します)
【観光】
①縁切り& 縁結びを同時に祈願! 佐太神社摂社「田中神社」
②鏡の池で〝運命の人と出会えるタイミング〟を占う「八重垣神社」〈島根半島地域外(松江市佐草町)〉
【グルメ】
③夕陽を見るためだけにオープンする「宍道湖サンセットカフェ」〈島根半島地域外(松江市袖師町)〉」
④創業130余年の老舗旅館・皆美館で味わう家伝鯛めし「庭園茶寮みな美」〈島根半島地域外(松江市末次本町)〉
⑤松江駅そば! 島根の地酒と丁寧な海鮮料理に酔いしれる「食彩わだつみ」〈島根半島地域外(松江市寺町)〉
【お土産】
⑥茶師九段の厳選茶がお土産に◎ 煎茶飲み比べも楽しい「加島茶舗」〈島根半島地域外(松江市西茶町)〉
⑦伝統地酒の試飲が豊富! 本みりんや酒粕商品も人気の「李白酒造」〈島根半島地域外(松江市石橋町)〉
【宿泊】
⑧美肌料理&オーガニックスパで美しくなるバリアフリー温泉宿「なにわ一水」〈島根半島地域外(松江市千鳥町)〉
①縁切り& 縁結びを同時に祈願! 佐太神社摂社「田中神社」
松江駅から北西に車で約15分。島根半島の地域内・松江市鹿島町にある佐太神社の摂社「田中神社」は、縁切りと縁結びを同時に祈願できる女性に人気のスポット。背中合わせの姉妹が描かれた絵馬を、真ん中で割って使用するという、ちょっと変わった形状の絵馬が特徴的。片方を”縁切り”として供養し、もう片方を”縁結び”として願いを書いて奉納します。絵馬をパキッと割る行為に、気持ちがスッキリする!という声もあるそう。
田中神社では背中合わせに、健康だが美人とは言えなかった姉・磐長姫命(いわながひめのみこと)と、体は弱いが美人だった妹・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られています。佐太神社北殿の御祭神である瓊々杵尊(ににぎのみこと)がこの姉妹をめとりますが、容姿を気に入られなかった姉は親元へお返しに。そこから姉は悪縁を断ち切るご利益、妹は良縁を呼ぶご利益があるといわれています 佐太神社の参拝後に立ち寄りたい、佐太神社の目の前の休憩処<b>「佐陀乃(さだの)だんだん家」</b>。ここでぜひ味わいたいのが<b>「すましぜんざい」</b>。丁寧に鯛と昆布から出汁をとった澄まし汁に、岩海苔とあんこ入りの餅が入っています。出汁とあんこの甘さの絶妙な相性がクセになると地元でも人気です
- 佐太神社摂社 田中神社
- 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
TEL 0852-82-0668 (8:30~17:00)
②鏡の池で〝運命の人と出会えるタイミング〟を占う「八重垣神社」〈島根半島地域外(松江市佐草町)〉
出雲の縁結びの大親神、〝天つ神〟素盞嗚尊と〝地つ神〟稲田姫命が結ばれた地とされる「八重垣神社」は、夫婦円満や縁結びにご利益があるといわれています。奥の院「佐久佐女の森」にある「鏡の池(姿見の池)」が、ご縁を占える話題のスポット。池に占い用紙を浮かべ、十円または百円硬貨をそっと乗せます。早く沈めば(15分以内)縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅い、そして占い用紙が近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています
八重垣神社の収蔵庫には、かつて本殿で神官だけが拝謁できたとされる、素盞嗚尊(すさのおおみこと)・稲田姫命(いなたひめのみこと)など六神像が描かれた壁画<b>「板絵著色神像」</b>が納められています。893年(寛平5年)に描かれたものとされ、国の重要文化財となっています「鏡の池(姿見の池)」がある「佐久佐女の森」は悠然として神秘的な、心が洗われる空間。森の道を進むと夫婦の永遠の愛の象徴として崇められている2本の大杉<b>「夫婦杉」</b>も姿を現します
八重垣神社
島根県松江市佐草町227
TEL 0852-21-1148(9:00〜17:00)
③夕陽を見るためだけにオープンする「宍道湖サンセットカフェ」〈島根半島地域外(松江市袖師町)〉
出雲と松江のちょうど中間に位置する宍道湖。島根が誇る夕陽スポットの一つで、”日本の夕陽百選”にも選定されています。そんな絶景サンセットスポットにある「宍道湖サンセットカフェ」は、2020年にオープンしたテイクアウト専用カフェ。当日の宍道湖夕日指数が50以上(目安)の日のみオープンするカフェで、営業時間は”たそがれどき”。4~9月は平日17時~/土日祝日16時~日没まで、10~3月は平日16時~/土日祝日15時~日没までの営業です。
カフェでは<b>「たそがれ珈琲」</b>を始め、<b>「サンセットマンゴーティーソーダ」</b>(写真左)、<b>「サンセットマジックアワーレモネード」</b>(写真右)など、サンセットにちなんだネームの美味しいドリンクが楽しめます。ドリンクを片手に、暮れ行く夕陽をゆっくりと眺めて ステンドグラスのようにカラフルでスケルトンなカフェが、マジックアワーとともに多彩な色を放つ様子は必見。日が沈んだ後に浮かび上がるようにみえるカフェの景色もまた、幻想的でおすすめです
宍道湖サンセットカフェ
島根県松江市袖師町4-1
営業時間 4~9月:平日17:00~/土日祝 16:00~日没まで、10~3月:平日16:00~/土日祝 17:00~日没まで
※当日の営業状況はInstagram(@shinjiko.sunset.cafe)をご確認ください
④創業130余年の老舗旅館・皆美館で味わう家伝鯛めし「庭園茶寮みな美」〈島根半島地域外(松江市末次本町)〉
松江駅から車で約5分。1888年(明治21年)創業、宍道湖畔の洗練された料亭旅館「皆美館」のレストラン「庭園茶寮みな美」で楽しめるのは「皆美家伝 鯛めし」。一般的な〝鯛めし〟とは異なり、ご飯の上に鯛の身のそぼろと、ゆで卵の白身のみじん切り・裏ごしされた黄身・ワサビ・大根おろし・ねぎ・海苔をのせ、出汁をかけて食べるもの。今回注文した「鯛めし御膳」〝寿〟全7品コースは、お造り・天婦羅・カレイ白醤油焼きなど、鯛めし以外も料理人の丁寧な仕事ぶりを感じられる滋味深い一品ばかり。大切な日にぴったりです。
カツオの本節をベースに地元・松江市の醤油を使用した秘伝の出汁は、あっさりなのに旨味がたっぷり。さらさらと食べ進み、あっという間に完食してしまいますよ 美しい宍道湖と湖畔庭園を眺めながら、ゆったりと食事を楽しむことができます。テーブル席に加え、座敷個室、椅子個室もあります
庭園茶寮みな美/皆美館
島根県松江市末次本町14
TEL 0852-21-5131(9:30〜20:00)
営業時間11:30 ~ 15:00/17:30 ~ 21:00(L.Oは1時間前※土日祝ランチのみ30分前) 火曜定休
⑤松江駅そば! 島根の地酒と丁寧な海鮮料理に酔いしれる「食彩わだつみ」〈島根半島地域外(松江市寺町)〉
松江駅から徒歩5分ほどにある「食彩わだつみ」は、職人の店主がつくる高級料亭の味を気軽に楽しめると地元で評判の居酒屋。食材の旨味が十二分に引き出された本格料理の数々に、島根の地酒がすすみます。単品レギュラーメニューも豊富ですが、おまかせコースで前菜~ご飯まで旬の味覚をお腹いっぱい味わってほしいところ(仕入れ状況や予算に応じて内容の相談も可能)。平日利用でも早めの予約がおすすめです!
<b>「島根県産 煮穴子の道明寺蒸し」</b>は、ふわふわの柔らかい食感で、あっという間に口の中で溶けてしまいます。実は島根県が全国一位の水揚げ量を誇る「穴子」。島根県で獲れる穴子は、他と比べてサイズが大きいのが特徴で、中でも大田市で獲れるものは<b>「大田の大穴子」</b>と呼ばれています この日ご用意いただいたのは、島根穴子づくしの特別コース。煮穴子の道明寺蒸しに加えて、穴子のお造り(炙り)・白焼き・天婦羅・穴子と山椒の炊き込みご飯、そして宍道湖のしじみを使った名物しじみ汁。こんなに美味しい穴子を食べたのは初めて!と思うほど、感動しきりの全6品でした
食彩わだつみ
島根県松江市寺町198-61 寺町プラザ1F
TEL 0852-27-9231
営業時間17:00~23:00(現在ランチ休業中) 日曜定休
※メニューは仕入れ状況により変更します
⑥茶師九段の厳選茶がお土産に◎ 煎茶飲み比べも楽しい「加島茶舗」〈島根半島地域外(松江市西茶町)〉
古くから茶処として栄えた松江市茶町にある、1891年(明治24年)創業の「加島茶舗」。通称・闘茶会とも呼ばれ、お茶の鑑別能力を競う「全国茶審査技術協議会」で、山陰地域で唯一となる〝九段〟を獲得した茶師・加島浩介さんが目利きした、各地の厳選茶とオリジナルブレンド茶が販売されています。店内には〝日本茶スタンド〟が設けられ、煎茶の飲み比べ(880円)やテイクアウト(432円~)が可能。抹茶ラテや、抹茶・ほうじ茶を使った夏季限定のかき氷も人気です。
全国でも保持者の少ない〝茶師九段〟の加島さんが自ら淹れる煎茶を味わえる、なんとも贅沢な場所。実際に飲み比べた<b>「松江」「出雲」</b>は、同県のお茶でも驚くほどの味わいの違い! 松江はすっきり爽やか、出雲は適度なほろ苦さ。島根県は雨が多く湿度の高い地域のため、みずみずしい味わいの茶葉が多いそう 気軽に日本茶を楽しめる、ティーバッグタイプの商品も豊富。中でも<b>「チョコレートのための煎茶」「本を読むときの煎茶」</b>(写真左上)やパッケージに<b>〝だんだん〟</b>(出雲地方の言葉で「ありがとう」の意味)と書かれたオリジナル商品(写真右下)は、渡す相手を思い浮かべてお土産に渡したくなること間違いなしです
⑦伝統地酒の試飲が豊富! 本みりんや酒粕商品も人気の「李白酒造」〈島根半島地域外(松江市石橋町)〉
芳醇でまろやか、かつキレがあり食事と一緒に楽しめる日本酒として、日本のみならず海外でも人気を博している「李白酒造」。1882年(明治15年)の創業時から今も変わらず、地元・島根県奥出雲地方の酒造好適米「五百万石」「神の舞」を中心とした国産玄米を自家精米して使用し、手造りでこだわりの味を守り続けています。店頭では、李白酒造の代名詞ともいえる「李白 純米吟醸 Wandering Poet」や要冷蔵の「李白 純米吟醸 Wandering Poet 生」など、常時10種類ほどが〝本日の利き酒〟として試飲可能。幅広く使えると評判の新商品「酒粕ペースト」も試食できるかも?
大人気商品のひとつが〝料理の味が格段に変わる!〟と評判の本みりん。製造に約3年かかる<b>「李白 純米本みりん」</b>を、さらに長期熟成させた<b>「李白 5年熟成本味醂(みりん)」</b>も登場。〝そのまま飲んでも美味しい!〟ので、アイスクリームにかけるのもおすすめ。使い方レシピは「李白 クックパッド」でぜひ検索を 秋限定の<b>「ひやおろし」</b>シリーズや、冬限定の<b>「しぼりたて」</b>シリーズなど、季節限定品もファンが毎年心待ちにしている人気商品。李白オリジナルの<b>「徳利」&「蛇の目 ぐい吞み」</b>で味わえば、より気分も高まります
⑧美肌料理&オーガニックスパで美しく! バリアフリー温泉宿「なにわ一水」〈島根半島地域外(松江市千鳥町)〉
壮観な宍道湖を臨む、極上の湖畔ステイが叶う温泉宿「なにわ一水」では、地下1,250mから湧いた〝明るくしなやかな肌〟になれるという美肌泉質(硫酸塩泉)の「松江しんじ湖温泉」を、大浴場や露天・展望風呂付き客室で楽しめます。ユニバーサルツーリズム×ウェルネスをコンセプトに、2010年から約1~3年毎にリフォームを重ね、客室10部屋と館内の共有スペースがバリアフリー対応に。あらゆるゲストに優しい宿として、そのユニバーサルデザインが評価され、「IAUD国際デザイン賞2020」で金賞を受賞。また、2024年2月に発表された、魅力的な観光体験を提供する企業や地域を顕彰する「ジャパントラベルアワード」で【アクセシブル部門】【宿泊施設部門】のおもてなし2冠に輝いています。
全23室すべてが異なるコンセプトデザイン。どれも広々と開放的で清潔な客室ですが、中でも5階の<b>露天風呂付客室特別フロア「水と雲の抄」</b>は一見の価値あり!です(写真上段)<br><br>
館内に併設される<b>直営SPA「雫」</b>は、ドクターストップが出ていない限りは障がいのある方もない方も誰でも利用可能。島根県内で栽培される<b>「雲州人参」「出雲生姜」</b>食用バラ<b>「さ姫」</b>などを浸出したオリジナルアロマオイルをトリートメントに使用しています(写真下段)写真は、ある月の「なにわ一水」渾身の<b>「しまね美肌御膳」</b>お品書き。特にエイジングケア&美肌に必要な食材を多く取り入れているのが特徴で、その栄養素のスコアグラフがお品書きに書き添えられています。また、〝食のバリアフリー〟にも対応しています。利用日の4日前までに要予約のため、詳しくはお問合せください
なにわ一水
島根県松江市千鳥町63
TEL 0852-21-4132
■松江駅から美保関に向かう途中に立ち寄りたい珍名所
⑨通称・ベタ踏み坂こと「江島大橋」
松江駅から東へ25分弱を車で進むと、牡丹と高麗人参の里として名高い日本庭園「由志園」がある島根県島根半島・松江市八束町に到着。その八束町と鳥取県境港市を結ぶのが、通称「ベタ踏み坂」と呼ばれる全長1,446mの「江島大橋」です。5,000t級の船が下を通れるよう最上部の高さが約45mになっていて、遠くから見ると自動車が空に向かって駆け上がっていくような光景に。ベタ踏み坂の撮影ポイントは、観光名所となっています。
江島大橋
島根県松江市八束町~鳥取県境港市渡町
※撮影ポイントは、島根県松江市八束町二子880
■神と海と人をむすぶ、松江の聖なる岬・島根半島「美保関」エリア3選
島根県島根半島・松江市美保関町は、日本海・美保湾・中海の3つの海に囲まれ、漁業と海の玄関口として栄えた町。松江駅から車で1時間ほど離れたエリアですが、かつての面影を残す古い町並みに、国内外から多くの観光客が訪れます。縁結びの名所、注連縄が掛かった2つの岩「男女岩」や弁天島に祀られる「和田津見社・筑紫社」、「世界の歴史的灯台100選」のひとつ「美保関灯台」など、美保関の町全体がパワースポットとなっています。
▼美保関スポット3選(文字クリックで移動します)
⑩全国のゑびす様の総本宮 毎朝夕に神楽を拝観できる「美保神社」
⑪本館が国の有形文化財 ノスタルジックな老舗旅館「美保館」
⑫江戸時代の風情漂う全長約250mの「青石畳通り」
★島根半島「美保関」エリアへのアクセスは、米子空港の利用もおすすめ
⑩全国のゑびす様の総本宮 毎朝夕に神楽を拝観できる「美保神社」
美保関のすべての神事を司る「美保神社」。出雲大社の御祭神である大国主大神(だいこく様)の妻・三穂津姫命と、その息子の事代主神(えびす様)が祀られる、全国3,000社以上ある恵美須神社の総本宮です。子孫繁栄や商売繁盛だけでなく、音楽など芸能系の神様として信仰されています。毎月7日は「七日えびす」とされる美保神社のご縁日で、朝9:00から「月次祭」が斎行されています。
毎日行われている、朝8:30からの<b>「朝御饌祭」</b>、午後15:30からの<b>「夕御饌祭」</b>は、自由に拝観することができます。太鼓・笛の演奏の中で舞う巫女の神楽を見ると、なんだか心が清められた気分に 境内のどこかにある〝幸運の亀〟の石像は、ぜひ見つけて(写真左上)<br>
「七日えびす」の月次祭後に授与される<b>「月次御幣(つきなみごへい)」</b>は月ごとに色が異なります(写真右上)<br>
海の玄関口・美保関らしく、絵馬も大漁の願いを込めた鯛のイラスト。御守にも同イラストが(写真左下)<br>
〝拝むと子宝に恵まれ、お腹の子が健康に育つ〟とされる安産祈願の<b>「御霊石」</b>(写真右下)
美保神社
島根県松江市美保関町美保関608 TEL 0852-73-0506
授与所・御祈祷受付8:30~
⑪本館が国の有形文化財 ノスタルジックな老舗旅館「美保館」
1905年(明治38年)に建てられ、明治・大正・昭和と伊藤博文・島崎藤村・高浜虚子・湯川秀樹など数々の著名人が宿泊した〝本館〟が、国の登録有形文化財にも登録されている老舗旅館「美保館」。元々は海鮮問屋でしたが、昭和にかけて交通手段が陸にシフトし、旅館に姿を変えました。本館・新館・一組限定の別邸など複数の施設で成り立っていて、美保湾を一望できる絶景露天風呂は日帰り入浴も可能です。
夜は島根の地酒や自家製梅酒・夏みかん酒などを楽しめる<b>「Bar神楽」</b>として、朝は新鮮な地産食材にこだわった朝食会場として、美保館本館を利用できます。本館のノスタルジックな雰囲気の中で飲む朝のコーヒーは、格別の味わい(宿泊者限定) 美保関とは目と鼻の先、鳥取県境港で館主自ら仕入れたカニなど、新鮮な海の幸を使った自慢の料理の数々(写真上段)<br>
タイムスリップした気分に浸りながら、地魚の干物などの和朝食を静かな海景色とともに楽しめます(写真下段)
美保館
島根県松江市美保関町美保関570(本館)
TEL 0852-73-0111
⑫江戸時代の風情漂う全長約250mの「青石畳通り」
美保神社の鳥居をくぐると右手に現れる石畳の通りは、「青石畳通り」と呼ばれる江戸時代の参拝道の遺構。海から切り出した青い石が敷き詰められた通りで、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれています。飲食店、土産物屋・商店、旅館・民宿が建ち並び、例年7~8月には地元高校生の制作による風鈴イベント、9~10月には風情ある灯籠ライトアップイベントも開催されています。
海の恵み豊富な美保関名物は、イカの一夜干し、サザエのつぼ焼き、ゆでたての松葉ガニなど多数。通り沿いの飲食店で<b>「美保関イカ焼き」</b>をぜひ楽しんで 「美保館」本館の朝食会場で提供されているお醤油は、〇た印の<b>「太皷醤油店」</b>のもの。<b>「しょうゆあいす」</b>などオリジナル商品も多数で、若い世代にも人気です
青石畳通り
島根県松江市美保関町美保関581
★島根半島「美保関」エリアへのアクセスは、米子空港の利用も便利です
美保関から米子空港までは、車なら約25~30分で到着!
羽田空港―米子空港間は、ANAが1日5~6往復(約80~85分)運行しています
※フライトスケジュールはこちら
※掲載情報は取材時のものです
※本記事の一部には、過去に掲載した特集記事の情報を再構成して掲載しています
取材協力/島根県観光振興課