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スペシャル記事

上國料萌衣さんが出合った
[人吉市×Mart]コラボ抹茶クッキー

熊本県・宇土天草半島地域には「天草パールライン」と呼ばれる海岸を結ぶ道や、そこに架かる「天草五橋」など、海の絶景を楽しめるスポットが数多くありますが、半島から一歩足を踏み出せば、山の神秘を感じられる地域もあります。それが熊本県最南部にある「人吉・球磨」地域です。同じく熊本県出身のアイドルグループ「アンジュルム」の(かみ)國料(こくりょう)萌衣(もえ)さんに、この地で誕生した新たな特産品を試食してもらいました。

  • PROFILE
  • 1999年10月24日、鹿児島県生まれ。2歳より熊本県で育つ。ハロー!プロジェクトに所属する女性アイドルグループ「アンジュルム」のメンバー。2022年11月30日には「アンジュルム concert 2022 autumn final ANGEL SMILE」を東京・日本武道館で開催。アイドルとして活動しながら、女性ファッション誌『bis』(光文社)のレギュラーモデルを務めている。熊本県のおすすめグルメは「阿蘇の赤牛丼」。公式HPはこちら

地元食材で作った三日月型のチャーミングなクッキー

10月下旬、人吉・球磨地域の道の駅やお土産店で販売スタートしたのが「人吉・球磨 三日月抹茶クッキー 20枚入り」¥1,200。このクッキーは、人吉市生活情報誌『Mart』がコラボして開発した新・名物スイーツなんです。地元食材を使って作られたクッキーは、旅の思い出を心に焼き付ける風味豊かな味わいに仕上げられています。

熊本にルーツを持つ上國料萌衣さんが人吉・球磨の新名物をリポート

この新商品をナビゲートしてくれるのはアンジュルムの上國料萌衣さん。高校1年生の秋に上京するまで熊本県内で育った彼女は、全国のご当地グルメや習慣を紹介するバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW 極』(日本テレビ系)に出演するなど、熊本県LOVERとしても知られています。
「九州でコンサートがあると、時間を見つけて熊本の実家に帰り、元気をチャージしています。アンジュルムの秋の単独コンサートツアーがあって、10月に初めて熊本のホールを回ったのですが、地元公演ということでめちゃくちゃ力が出ました。メンバーたちにも『テンション上がりまくってたね』と言われて、ちょっと照れちゃいましたね(笑)。人吉・球磨地域は緑が豊かで自然に溢れているというイメージはあるんですけど、実際に行ったことはありません。今回、この地域の特産品を使ったクッキーをいただくということで、人吉・球磨の魅力も知ることができたらと思います」(上國料さん)

パッケージからフレーバーまで…商品開発はMart読者視点をとことん生かして

この三日月抹茶クッキーの開発には、Mart読者会員である「Mart TRIBE」のみなさんが参加。パッケージデザインや味の選定などの細部まで、スイーツに詳しいMart読者ならではのこだわりが詰め込まれています。完成したばかりの商品を上國料さんに試食してもらいました。

風味豊かなクッキーに上國料さんも驚き!

「三日月の形がすごくかわいいです! 甘みはもちろん、抹茶の味がしっかりと感じられて、よくある抹茶クッキーとはひと味違いますね。口に入れた瞬間、ふわっとお茶の香りが広がって、食べ終わってもしっかり余韻が残ります。抹茶好きの方も大満足なのではと思いました。取材前に商品をお送りいただいていたので、ほかのメンバーたちにも食べてもらったんです。みんな抹茶の濃厚さに感動していて、すぐになくなってしまいました(笑)。個包装になっているのでちょっとずつ分けられるのも嬉しい。実際に、持ち帰るメンバーもいました!」(上國料さん)

  • 三日月抹茶クッキーを購入したい!と思ったら?
  • 「球磨禅心生活」TEL 0966-38-0358 までお問い合わせください。

Mart編集長と対談。「パッケージデザインに、この地域の名所が詰め込まれています」

Mart読者会員と人吉市担当者が何度も打ち合わせを重ねてできあがったこの商品は、完成までに、なんと1年もの月日をかけられたそうです。上國料さんが、開発経緯を知るMartの小松伸司編集長に制作秘話、商品に込められた想いについて伺いました。

上國料さん:まず気になるのはこのパッケージですね! デザインはどのように決めていったんですか?

小松編集長:読者会員のなかには、空き箱とか缶に興味がある方がとても多いんですよ。取っておきたくなるようなパッケージというものに関心があって「クッキーを食べた後にも、小物入れのようにずっと使えるようなパッケージだと嬉しい」という声をもとに提案しました。

上國料さん:気に入った箱を見つけると再利用したくなる気持ち、すごくわかります!

小松編集長:最終的には、デザイナーさんに3案出してもらいました。シンプルなものから、人吉・球磨の地域を描いたものまでいろいろあったのですが、それをまた会員のみなさんにフィードバックして決めたのが今のパッケージです。メーカーさんには箱の素材も厚めの紙で作っていただいたので、長く使えるものになったかなと思います。

上國料さん:メンバーたちと楽屋で試食させていただいた時も、ちょうど折り紙をしていたので、食べ終わった箱に入れて持ち帰ったメンバーがいました(笑)。箱がしっかりしているので型崩れしないのが嬉しいねって話していたんですよ。お城やお寺など、いろいろなモチーフが描かれていますが、どのような意味が込められているのでしょうか?

小松編集長:ここに描かれているのは、人吉・球磨地域を象徴するモチーフばかりだそうです。美しい川や豊かな自然に囲まれている土地柄から、「風水 祈りの浄化町」という心のデトックスが地域のテーマに掲げられているんですよ。

上國料さん:“浄化”と“城下町”がかけられているんですね。

小松編集長:そうなんです。それで、歴史と自然、文化をイラスト化したのが完成品のパターンでした。代表的なものは“三日月城”とも呼ばれる「人吉城」。子供の成長を願って作られた木工の伝統玩具「きじ馬」。観光資源のひとつでもある「人吉温泉」。ブランド栗の「球磨栗」。狛犬ならぬ狛猫があって、“猫寺”という通称のある「生善院」をイメージして、猫をモチーフにしています。

上國料さん:実際にきじ馬で遊んだことはないんですけど、教科書に載っているのをみたことがあります。パッケージだけでも、ストーリーが盛りだくさんで会話が弾みますね。

お茶の名産地だからこそできた濃厚抹茶クッキー

上國料さん:パッケージの中央に三日月マークがついていますが、クッキーの形も三日月形になっていてかわいいですよね。

小松編集長:この地域が三日月との関係が深いということが由来しています。人吉城は昔、中央に三日月模様のある石が出土したことから、“三日月城”とも呼ばれているんです。この石は市の指定文化財にもなっています。また人吉・球磨地域が三日月形をしているため“三日月盆地”と呼ばれるなど、この町の象徴なんですよ。

上國料さん:クッキーといえば、丸や四角のイメージがありますが、三日月にすることで、人吉・球磨を表現できるのはいいですね。味はどのように決めていったんですか?

小松編集長:人吉エリアは隠れたお茶の名産地で「球磨茶」というブランドでも売り出されています。大手飲料メーカーのCM撮影地にもなったそうですよ。

上國料さん:お茶といえば静岡というイメージがありましたが、熊本にも有名なお茶があったなんて。

小松編集長:それでクッキーの味は、人吉市の担当者さんやメーカーさんと相談して、町おこしで作られていた「球磨禅心抹茶」を使うことになりました。薄味、中間、濃い味という3パターンをメーカーさんに試作していただき、読者会員のみなさんにアンケートを取ったところ、いちばん人気だったのが、この濃い味でした。

上國料さん:私がいままで食べた抹茶クッキーのなかでも、いちばんの濃厚さだったと思います! すごくインパクトがありました。

小松編集長:ちょっと濃すぎるかもと思ったのですが「家族でも食べられる」という声や、「リッチな感じがして、自分へのご褒美にしたい」という声もあって、受け入れられたことがわかりました。世の中には抹茶関連の商品がたくさんありますが、味の面でも差別化できたのはよかったかもしれません。

上國料さん:商品開発にあたって、人吉・球磨のことをいろいろと調べられたと思うのですが、小松さんが行ってみたいおすすめスポットはどこですか?

小松編集長:パッケージのイラストにもなっていますが、1200年もの歴史を持つ国宝・青井阿蘇神社にはぜひ行ってみたいですね。本殿などが国宝指定されていて、栃木県・日光東照宮や京都府・北野天満宮、広島県・厳島神社など、錚々たる神社と並ぶ存在なんですよ。夜はライトアップもされているようで、すごく神秘的な雰囲気があるようです。

上國料さん:熊本県には、全国のみなさんに伝えたくなる魅力的なスポットがまだまだたくさんあるんですね。ひとつのクッキーにたくさんのストーリーが込められていたなんて、勉強になりましたし、人吉・球磨地域のことをもっと深く知りたくなりました。11月の武道館コンサートのあとに時間ができたら、ゆっくり行ってみたいと思います!

  • 三日月抹茶クッキーを購入したい!と思ったら?
  • 「球磨禅心生活」TEL 0966-38-0358 までお問い合わせください。

プレゼントキャンペーン開催中!
「人吉・球磨 三日月抹茶クッキー」(20枚入り)を合計3名様にプレゼント。下記応募要項をご覧いただき、ふるってご応募ください。

応募要項はこちら

  • Martってどんな雑誌?
  • 2004年創刊、主婦のための読者発ライフスタイルマガジン。「もっと生活を遊んじゃおう」をコンセプトに大都市近郊に住む30~40代ミセス向けて、生活雑貨や食材やレシピ、美容や健康まで幅広い情報を発信している。 公式HPはこちら

撮影/相澤琢磨 ヘア・メーク/鈴木かれん 取材・文/小石原悠介

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