宮崎県

大隅半島

ここがイチオシ!
大隅半島

令和になって続々オープン

自然が身近な心地よいニュースポット

宮崎県の最南端、大隅半島の東側に位置する串間市の都井(とい)。なんといっても目を引くのは“馬”! 日本在来馬のなかで唯一の天然記念物である野生馬「御崎(みさき)(うま)」です。高鍋藩が江戸期、飛び地だった都井岬で軍馬や農耕馬の生産に乗り出し、放し飼いしたのが始まり。その馬が野生化し、現在は100頭くらいが生息しています。

そんな串間市には、大自然を感じられるニュースポットが令和に入ってから続々登場。2020年4月に都井岬観光交流館「PAKALAPAKA(パカラパカ)」、2021年4月に「高松キャンプ公園」がオープンしました。

また、2021年4月にJR串間駅近くにプレオープンした「道の駅くしま」は、2022年春にグランドオープン予定。串間市周辺の観光拠点となる目玉施設として注目されています。
日本有数のサーフスポット「恋ヶ浦」をはじめ、新旧織り交ぜた“行きたくなる場所”に溢れた串間エリアから目を離せません!

天然記念物の野生馬と出合える「PAKALAPAKA」

パカラパカ」とは、軽快な馬のひづめの音からつけられた名前。都井岬を訪れた観光客からの要望が多かった屋内型休憩スペースです。館内の軽食コーナーではパカラパカ特製フードやドリンクを味わえ、地場産品の販売もしているので、岬からの雄大な景色とともに楽しめます。バリアフリーのトイレや授乳室も完備しているので、とても重宝。

野生馬保護のため、都井岬に入る前には、馬の保護協力金という形で車400円、バイク100円を支払います。広大な都井岬のいたるところに野生馬はいて、柵はかなり広範囲。驚かせないようにすれば、目の前まで近づけるし写真も撮れます。毎年9月には江戸時代から続く行事「馬追い」があり、参加者が大声を上げながら竹の棒で草原をたたいて誘導。馬の健康診断のためで、血液採取とダニ駆除が目的です。個体識別のため子馬に液体窒素を使った烙印を入れて解放します。

パカラパカの海に面した側はすべてガラス張りになっていて、志布志湾が一望できる軽食コーナーなどがあります。どの席に座っても眺めはいいですが、館内の席とテラス席があり、天気のいい日は断然テラス席にゆったりと陣取るのがおすすめです。

串間産しらす丼」¥900、串間産の魚コロッケを使った「パカラバーガー」¥400が軽食コーナーの人気メニュー。地のものを使った料理が観光客にはうれしいところ。ほかにも別腹で食べたい「くしま芋のスイートポテトパフェ」¥680や、宮崎県らしい「マンゴージュース(宮崎果汁)」¥550はふるさと納税の返礼品でも人気になるドリンク。ほかに、日向夏やグアバのジュースも用意しています。

VRゴーグルをつけて9つのメニューを疑似体験できます。いちご狩り・日向夏狩り、かまぼこづくり、植樹、定置網漁、イルカランド、芋を洗うサル、馬追い、野生馬(エコツーリズム)、風力発電をラインナップし、ドローン撮影されている映像では実際に浮いているような気分を味わえます。都井岬の散策と地域の魅力を組み合わせた新感覚のエンターテインメント体験で、当日天気が悪くても、晴れた日の景色を見ることができます。

  • PAKALAPAKAへのアクセスや詳細はこちら
  • いこいの里へのアクセスや詳細はこちら

「高松キャンプ公園」ならマリンレジャーもセットで楽しめる!

高松キャンプ公園は、宮崎県最南端の海水浴場である高松海水浴場に隣接しており、目の前に志布志湾の穏やかな海が広がる開放的なキャンプ場。オートキャンプサイト、キャンピングカーサイト、フリーテントサイトがあり、炊飯棟やコインシャワー、トイレなど完備しています。各種キャンプやバーベキューが楽しめるほか、目の前の海で釣りなどのマリンレジャーを楽しむことも可能。各種キャンプサイトの予約や空き状況などは串間市公式ホームページで確認できます。志布志湾に沈む夕日は絶景! 夜はきれいな星空を眺めながら、波の音で癒されます。

食材、テントなどすべて持ち込みが必要ですが、駐車場からフリーテントサイトまで(100m程度)の荷物搬入用カートを貸してくれるのはうれしい配慮。砂利や芝生の上でも通ることができる大径タイヤのカートです。キャンプ公園の管理棟で貸し出ししています。

新しくできた公園だけあって、今どきの“映える”写真も撮影できるので、ぜひ一度訪れてみてください。ローカルバスで近くまで行けるそうですが、地元住民向けで本数が制限されているため、やはり車でのアクセスがおすすめです。

ちなみに、キャンプ場目の前の海は海水浴場ではないので遊泳禁止。隣接する高松海水浴場に移動すれば、4~10月にはSUPを楽しめます。サーフィンの聖地・宮崎ですがいわゆるサーフィンはできないのでご注意ください。

  • 高松キャンプ公園へのアクセスや詳細はこちら

串間市の観光拠点となる「道の駅くしま」が2022年に完成

JR串間駅から徒歩1分という街中にオープンした異色の「道の駅くしま」。「飲食物産館」は、串間でとれた新鮮な食材が並ぶ「物産コーナー」とご当地グルメなどを味わえる「飲食コーナー」に分かれています。「情報館」では、道路情報に加え、市民向けの生活情報や観光案内などを発信します。

2021年春のプレオープン以来、県外からのお客さんも多く訪れているという、今や串間市のランドマーク的存在。飲食・物産はもちろん、観光情報の提供にも力を入れているので、このエリアの観光には欠かせない施設です。常ににぎわっていますが、開館直後の11時ごろか15時ごろが比較的空いているそう。2022年に市民交流施設とイベント広場がオープンして完成となります。

フードコートを備えた飲食・物販施設では、串間特産のブリを使った「ぶりプリ丼ぶり」や「あら汁定食」が味わえます。もちろん宮崎名物の完熟マンゴー「太陽のタマゴ」なども並ぶので、売り切れる前に早めの来館を。特産品のサツマイモ「やまだいかんしょ」を使ったソフトクリームやシュークリームも数量限定で販売。

飲食コーナー「ウミヤマショクドウ」での人気メニューは、ご当地グルメの「ぶりプリ丼ぶり」¥1,100をはじめ、「ぶりレアかつ御前」¥1,380、ぶりの出汁を使った「ぶりプリ海鮮ちゃんぽん」¥880など、串間産の食材をふんだんに使用したメニューです。ちなみに、「ぶりプリ丼ぶり」とは、厳格な12の条件(串間市で水揚げされた活〆のぶりを使う、ぶりの量は100g以上、5種類以上の野菜、2種類以上のたれ、など)を満たした丼のこと。

物産コーナー「ウミヤママルシェ」では、串間で採れた新鮮で旬な農海産物や、多数のお土産品を多く取り揃えています。特に、オリジナルブランド「串間屋」のイチ押しは、都井岬沖の海水をくみ上げてつくられた「夢の塩」を使った商品。肉を焼くと美味しいと評判の「夢の塩スパイス」¥540、チキン南蛮がランクアップする「塩タルタルソース」¥486、手土産に最適な「いもけんぴチョコ」¥486、宮崎の夕食に欠かせない「鶏炭火焼」¥540などが手に入ります。

  • 道の駅くしまへのアクセスや詳細はこちら


※価格などの情報は取材時のものです。

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