下北半島
「海峡サーモン」をお取り寄せ
「下北の魚は、まぐろだけじゃなかったんですね!」 ひとたび口にすれば、そう叫ばずにいられない名産品が下北半島にはあります。まぐろの聖地・大間漁港から東に30kmほどの距離にある”お隣の漁師町”大畑漁港そばで、北彩漁業生産組合の漁師さんたちが育て続けているブランドが「海峡サーモン」。
今回は、同組合グループの加工食品会社・北彩屋の人気セット「海峡サーモン 常温詰合せ」に含まれる4種類の美味をご紹介。ごまかしの効かない加工食品だから、他との差は歴然ですよ!
漁業生産組合が育てて30年超の「ブランド養殖サーモン」水揚げシーズンには一流料理店も指名買い
平成元年、今の現役世代の親にあたる漁師さんたちが「イカを獲るだけでなく、安定収入になる特産品ブランドを育てよう」と一念発起して始めたのがブランドサーモンの養殖・加工・販売事業「海峡サーモン」。
職業柄、沖仕事や加工作業には慣れている漁師さんたちも当初、販売には四苦八苦。ちょうど安い輸入サーモンが入り始めた時期のこと、質より量を優先していた大手流通バイヤーには響かず、イベントに参加したりホテルや旅館に刺し身を無料提供したりと地道な営業を重ねてきました。
そして近年、品質や生産者の顔が見えることを重視する消費者傾向に後押しされ、努力が結実。平成18年にNHKの『食べ物新世紀』に取り上げられたことをひとつのきっかけに、指名買いのお客さんが集まってきています。
海峡サーモンの特長は、後味に甘みのあるあっさり脂。生産者には厳しい、潮の流れが速い海域に大きめの生け簀を設置し、生息密度を低くしてて育てることで、身がギュッと締まるそう。また、漁師さんたちの高い技術で水揚げ〈写真・上〉→活け締めすることで、臭みのない状態で消費者の手元に届くというわけです。
水揚げは毎年5〜7月におこなわれ、期間中の毎週日曜には朝市が開かれ鮮魚として販売〈写真・下〉。丸々1本から切り身サイズまでが揃います。切り身は1切れ300円ほど、1本だと60cm2.0~2.5kgほどのもので3,000〜4,000円台の値段感。70cm4.0〜5.0kgのキングサイズのものだと、1万円以上の値がつく高級品です。内蔵をとってくれたり、3枚におろしてくれるサービスもあり。
県内のお客さんが買って、県外の知人に贈り物用にすることも多いそう。毎年仕入れている都市部のレストランも増えてきていて、有名どころでは「資生堂パーラー」で提供されています。
津軽海峡の塩に漬けたサーモン+優しいお出汁で地元の味を再現「お茶漬け&まぜごはんの素」
漁師さんたちが日常的に味わう、もっとも美味しい食べ方を突き詰めたのが「だし入り茶漬けきざみ昆布入り」〈写真・上左〉です。津軽海峡の塩に漬けて熟成させたサーモンを焼き、ゼラチンで固めた出汁で旨味を閉じ込めた逸品です。1カップ1人前の贅沢品ですが、たっぷりの海峡サーモンときざみ昆布、こだわりの出汁が煮こごり状態になって入っているため、ごはんの上に乗せてお湯をかけるだけで地元の味に出会えます。
編集部からは、その出汁を活かした簡単アレンジメニューを1つご紹介。作り方は、冷凍またはパックうどん1玉を茹であげ、お酒をちょっとたらしてお茶漬けの素1カップと和えるだけ。「お茶漬けうどん」〈写真・中〉の完成です。
そしてお茶漬けと同様、出汁と合わせた旨味を楽しめるのが「まぜごはんの素」〈写真・上右〉。こちらは塩漬けサーモンに加え、にんじん、たけのこ、油揚げと多めの具材を出汁と甘めの醤油で煮込んだ逸品。1カップを1合(お茶碗で約2杯ぶん)の炊きたてご飯と混ぜるだけのラクラク調理。アツアツはもちろん、お弁当やおにぎりにもぴったりです。
こちらも、編集部からおすすめメニューを1品。具材と出汁で味がバッチリ決まるため、卵4個と混ぜて焼くだけで絶品の「だし巻き」〈写真・下〉になります。ゼラチンはレンジで1分、お箸でくずしてさらにレンジで30秒加熱すると、ちょうどよくほぐれます。
どちらも2つずつ入っていますので、1つをレシピ通りに、1つをアレンジメニューに使うのはいかが?
噛んだら旨みたっぷりの脂が”じゅわっ”…毎日の食卓に役立つ「水煮&熟成ほぐし身」
台所を預かる人なら、日常的に使うことも多い「鮭の水煮」と「ほぐし身」。海峡サーモンの実力は、こうしたベーシックな食品にこそあらわれるものです。「海峡サーモン水煮缶詰」〈写真・左〉を開けてまず驚くのは、その存在感。一般的な鮭の水煮缶は小さい身がいくつか入っているか、ごちゃっと崩れているもの。身がしっかりした海峡サーモンを、水と塩のみで煮た”潔い”逸品の底力を感じます。
「熟成ほぐし身」も塩漬けし、熟成させた海峡サーモンを焼いて、丁寧に皮と骨を取り除いただけの逸品。一つ一つのブロックの大きさも嬉しいですが、特筆すべきはビン底に溜まった汁気。こちら加工時に入り込んだ水分…などではなく、サーモンの脂、つまり凝縮された旨味なんです。
ともに日常的な食材なだけに用途に限りなし。以下で編集部おすすめメニューをご紹介しますので、ぜひご参考に。
水煮缶を使った「北欧風サーモンミルクスープ」(2人前)。じゃがいも1つ、玉ねぎ1/2個、にんじん1/3本を食べやすいサイズにカット。じゃがいもとにんじんは煮すぎて型くずれしないように、あらかじめレンチン1分で加熱しておく。水100mlにコンソメ1つを入れて煮立て、水煮缶(1缶)と野菜を入れ、牛乳100mlずつ入れて沸騰させないように気をつけながら煮込むだけ。仕上げに「ディル」というハーブを加えると、風味がグッと高まります。忙しいときは、カレー用のカット野菜を使うと◎ ほぐし身を使った「サーモンポテサラ」。自家製でもお惣菜でも、お好みの味に仕上がったポテサラに、ほぐし身を加えて混ぜるだけ。ブロック一つひとつが大きいので、スライスした玉ねぎを加えるのがおすすめ。風味としゃっきりした歯ごたえが、サーモンとベストマッチして、お箸が止まらなくなりますよ! ほぐし身のビン底に溜まった、海峡サーモンの脂。すべて旨味ですので一滴も残さず料理に投入しましょ
- 「海峡サーモン 常温詰合せ」
- ・内容量/「だし入り茶漬けきざみ昆布入り」「まぜごはんの素」「海峡サーモン水煮缶詰」「熟成ほぐし身」各2つずつ
- ・賞味期限/製造日より、「だし入り茶漬けきざみ昆布入り」「まぜごはんの素」は6カ月、「熟成ほぐし身」は1年、「海峡サーモン水煮缶詰」は3年
- ・価格/¥5,184
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※価格などの情報は取材時のものです。