島原半島
「あんころ柿」
あなたのふるさとにも、地元の人だけが知っている”町のお菓子屋さん”はありますか? 和洋のジャンルを問わず、手作りのお菓子がショーケースに少しずつ並び、ひとつだけ買ってほおばると、少年少女だったころの記憶が鮮明によみがえる…。島原鉄道の釜ノ鼻駅すぐそばにある、諫早市の「草野菓子舗」は地元の人々にとって、そんな存在です。
25年ほど前、同店店主が「新しいお菓子を作ろう」と思い立ち、全国の銘菓からベースを探して改良したのが「あんころ柿」。小ぶりで上品な甘さの干し柿に、すべて手作りで「あん」を詰めた逸品は、これまでほとんど地元以外で知られることはありませんでした。今回、諫早の人から教えてもらえた、優しい銘菓の魅力を存分にお届けします。
創業から60年も愛され続ける地元の名店。厳選生産されるお菓子は市民ご用達
創業60年ほどの草野菓子舗は、近隣の人たちのために日用雑貨が置いてあったり、宅急便の受付をしてくれたりと、町の便利屋さんでもあります。同店が手作りで少しずつ提供しているお菓子〈写真・上〉は、昔から慣れ親まれた味として、市民の自宅、手土産、法事に重宝。地元ではなくてはならない存在なんです。
あんころ柿と並ぶ同店の看板商品が「あげまきもなか」〈写真・下〉。こちらはネット通販では買えませんが、電話注文なら可能。一度食べた味が忘れられず、市外からリピートするお得意さんも少なくないんだそう。そうして地元以外の人からも、ふるさとの味として受け入れられているところが魅力です。
カスタム開発から25年、味の決め手は地元産の濃厚卵黄を練り込むしっとり「黄身あん」
あんころ柿というお菓子自体は、もともと他所の特産品。最も有名なブランド干し柿「市田柿」を生産する長野県を中心に、全国各地で作られています。草野菓子舗の店主がもっともこだわったのは、厳選して仕入れた市田柿に入れる「あん」。白あんをベースに、地元でとれた新鮮な濃厚鶏卵の卵黄だけを手間ひまかけて練り込んだ「特製黄身あん」なんです。黄身の効果で白あんがしっとりまろやかな食感に。他のあんころ柿とは、ちょっと違いますよ。
生産数は1日100個限定…店主の手作りで生み出す優しい甘さがクセになる新発見スイーツ
草野菓子舗のあんころ柿は機械を使わずにひとつひとつ丁寧に店主が手作りで仕上げます〈写真・上〉。そのため、1日に作れる量はわずか100個ほど。すぐ売り切れるわけではありませんが、1日で売り切るのにちょうどいいとのこと。
市田柿と黄身あんの”しっとりマッチング”は見事で、甘すぎない上品な味がクセになりそう。地元の人のお勧めは、シャンパンと合わせて食べること〈写真・下〉。疲れた1日の終わりに、こんな優雅な晩酌があっても、いいですよね?
- 草野菓子舗「あんころ柿」
- ・価格/1個¥298
- ・保存/10℃以下の冷蔵保存で2週間ほど
- 詳細はコチラ
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※価格などの情報は取材時のものです。