積丹半島
思い出の詰まった余市りんごの「あっぷりん」
ぶどう、さくらんぼ、もも…。北海道のフルーツ王国と呼ばれる余市町には、たくさんの美味しいフルーツがありますが、中でも人気なのが、シャリッとした食感と糖度の高さが特徴の「りんご」。余市町のスイーツショップと小学生がコラボして作った、絶品・ご当地りんごプリンをご紹介します。
“子供たちがワクワクするお菓子屋さん”がモットー!
余市町のスイーツショップ「Sugar Garden」
2017年1月、余市町の住宅街の一角にオープンしたお菓子屋さん「Sugar Garden」。駄菓子屋さんのような感覚で、小銭を握りしめて子供たちが遊びに来られる、わくわくするお菓子屋さんを目指したんだとか。地元の小学生から、子供のおやつや友人宅への手土産を買いに訪れる30~40代女性まで、幅広い年代の方から愛される、“まちのお菓子さん”です。
小さいお子さんや大人の女性まで幅広い年代に大人気のフローズンドリンク。甘さ控えの生クリームがたっぷりのっています。 オープン当初からの大人気メニュー「アップルパイ」。秋に旬を迎える余市産のリンゴをふんだんに使用。自社栽培しているグズベリーをアクセントとして加え、シナモン不使用で子供でも食べやすい味に わらび餅が入ったスイーツドリンク「わらびモォーち」。ストローでもちもちな食感のわらび餅を吸って楽しむ新感覚スイーツ。
思い出が少なく卒業する生徒たちに
最高の思い出になる授業を
2019年12月、余市町立大川小学校5年生は授業のなかで、地元・余市町の特産品を調べてレシピ・商品開発に挑戦していました。当時の担任の先生は「考えただけじゃつまらないから実現できそうなものがあれば、授業で生徒たちに食べさせたい」と考え、Sugar Gardenのオーナー・谷藤さんへ相談していましたが、新型コロナウイルスの影響で学校が休校になり授業も中断。
6年生になっても状況は変わらず、運動会も修学旅行も、楽しみにしていたことすべてが中止になってしまいました。そんな彼らのために「せめて、思い出になる授業を届けたい」とオーナーの谷藤さんと担任の先生が働きかけ、授業の中で商品制作を行い、さらに卒業記念として実際に販売することになりました。
子供たちのアイデアをベースに余市町の特産品・りんごを使用したプリン開発を進め、授業内でも子供たちへの試食を実施。数ヵ月にわたる試作を経て、2021年3月、彼らが大川小学校を卒業するタイミングで「あっぷりん」が発売となりました。
食感が豊かな余市のりんごを使用した4層のプリン
小学生が発案したプリンということで販売開始から注目が集まっていた「あっぷりん」。余市町産のりんごを味わえる、ご当地プリンとして、地元の方にはもちろん、観光客の方々からもたちまち人気となりました。
りんごの酸味を効かせた果汁入りカラメルソース、仁木町の倉島牛乳を使用した柔らかく滑らかな食感が特徴のプリン、シャリッとした食感を残したりんごのコンポート、甘さ控えめの生クリーム。バランス感にこだわりぬいた4層を大胆に一口で味わうのがおすすめです。
Sugar Gardenや余市町観光物産センターでは冷蔵での購入が可能ですが、お取り寄せをした場合は冷凍での発送となるこちらのプリン。2時間程度冷蔵庫で解凍するとチーズケーキのようなしっとりした食感に変わり、こちらもおすすめの食べ方。 子供たちの思い出が詰まった余市りんごのご当地プリン、ぜひ一度お試しください。
- 「あっぷりん」¥400(税込)
- Sugar Gardenや、余市町観光物産センターでのほか、LINEアカウント(@qqu5466z)や ふるさと納税サイト などでも注文可能。
※価格などの情報は取材時のものです。