北海道

渡島(おしま)半島

ここがイチオシ!
渡島半島

あらためて実感する北海道の食の恵み

至高の海産物は、渡島半島にあり。

北海道の南西部に位置する「渡島(おしま)半島」。渡島半島の中核都市である函館には観光で行ったことがある方も多いのでは? 北海道に行ったら誰もが食べたくなるのが海産物ですが、数多くのお勧めの中でも、特に地元の方から愛されている3つの名品をご紹介します。

心が温まる手作りの味が人気「漁師のいかめし」

まず紹介したいのが「漁師のいかめし」。渡島半島では昔からイカ漁が盛んで、夜の海に浮かぶイカ釣り漁船の集魚灯の光は、漁火(いさりび)と呼ばれ、南北海道の風物詩となっています。

「いかめしは南北海道の郷土料理であり、子どもの頃のおやつでした。」と語るのは、4代続く漁師であり、加工から販売まで手がける会社「マーレ旭丸」の代表も務める西田さん。

化学調味料や保存料は一切使用せず、砂糖に醤油、前浜産昆布だけで味を整えた「漁師のいかめし」は、地域に伝わる浜の味。原材料のいかは、せたな町で獲れるものを中心に、周辺の日本海で手釣りしたものだけを使っています。もちろん他の原料も北海道産にこだわり、お米は蛍が飛んでいる田んぼでできたものをいかの中に詰めています。

郷土以外の人にも出来たての味を堪能してもらえるよう、「漁師のいかめし」はあえて冷凍商品としたそう。さらに、『海と食卓は繋がっているんだ』と感じてもらいたいとの思いから、漁のない時期は全国の百貨店で自ら販売も行っている西田さん。新しい味への挑戦も忘れず、プレーンの他に、チーズ入り、うに入りなどの6種類を販売しています。

漁師のいかめし(プレーン)は、北海道にゆかりのある一流シェフやカリスマバイヤーが推薦する「北のハイグレード食品S(セレクション)2018」に選定され、食の達人たちからのお墨付きを得ました。認定された商品は全国各地の北海道公式アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」などで購入でき、お土産びやプレゼント選びに困った際は、「北のハイグレード食品」から選べば間違いありません。

  • 漁師のいかめしのご購入はこちら
  • 「北のハイグレード食品」一覧は こちら

美容と健康に!「春採りあかもく」

続いてご紹介するのは、乙部町産の「春採りあかもく」。あかもくとは、ワカメやめかぶなどと同じ褐藻類(かっそうるい)の海藻のこと。脂肪燃焼作用が期待される「フコキサンチン」や、整腸作用が期待される「フコイダン」をはじめとする栄養素が豊富に含まれることから、美容と健康を意識している方から近年注目が高まっています。

海産物の品種も数量も圧倒的な北海道には、たくさん捕れるのに食べられていないという未利用資源が多く存在します。あかもくもその一つで、東北地方などでは昔から食用にされていますが、北海道では今まで活用されてこなかった食材でした。

ひやま漁協乙部支所では、地域での雇用を生み出すためにこのあかもくに着目し、自ら採取から加工まで行い商品化。漁師が潜水し、良質なものだけを見極めて採取しているので、品質の高さは折り紙付きです。

滑らかな粘りとシャキシャキした食感が特徴で、温かいご飯にかけたり、味噌汁の具にするほか、うどんやそばにかけていただくのもお勧め。また、クセがないのでアイデア次第でいろんな料理に応用できます。

北海道どさんこプラザ有楽町店や札幌店などで取り扱いがあるほか、乙部町のふるさと納税の返礼品としても人気を集めています。美容と健康に関心のある方は、ぜひ一度試してみてください。

  • ひやま漁協乙部支所・春採りあかもくについてはこちら

伝統食品を現代風にアレンジ「平目の切込(きりこみ)

続いてご紹介するのが、上ノ国町の食彩工房が手掛ける「平目の切込」。切込とは、生魚を細切りにして塩と米麹で漬けて発酵させた北海道・東北地方の伝統食品。ニシンや鮭、ほっけで作られることが多いですが、食彩工房では上ノ国町特産の平目を使用した切込を製造しています。

昔ながらの切込は、発酵食品特有の酸味と塩気が強いのが特徴。地元の食材を使った切込をより多くの人に食べてほしいという想いから、食彩工房では研究を重ねて現代風な味わいへのアレンジに挑戦。

商品に使われているのはこのような大きい平目。小さい平目だと発酵する過程で身が溶けてしまいますが、大きい平目を使用することで程よく歯応えが残り食感を楽しむことができるんだそう。熟成期間や調味料にもひと工夫を加え、ついに商品が完成。

「平目の淡泊な味わいとまろやかな風味が感じられ、食べやすくて美味しい!」と巷でたちまち話題になり、こちらも「北のハイグレード食品S 2017」にも認定されました。

そのままでいただくのはもちろん、お茶漬けの具にするのもお勧め。また、オリーブオイルで炒めてピザやパスタの具にしたり、アンチョビの役割でバーニャカウダになど、伝統食品の枠を超えた多彩な楽しみ方ができます。

食彩工房では平目の切込のほか10数種類の海鮮系珍味を、上ノ国町の道の駅や全国の百貨店などで開催される北海道物産展にて販売中。また、上ノ国町のふるさと納税の返礼品としても全国にお届けしています。お酒の肴やご飯のおかずにピッタリな商品ラインナップなので、ぜひチェックしてみてください。

  • 食彩工房・平目の切込の詳細はこちら


※価格などの情報は取材時のものです。

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