大隅半島
見て食べて楽しむ“ばらのまち”
鹿児島県大隅半島の中央部に位置する鹿屋市は、人口10万人を超える大隅半島最大の都市。年間の平均気温が17℃と温暖な気候で、農業や畜産が盛んです。2005年からは「ばらのまちかのや」として、“ばらを活かしたまちづくり”を目指し、市民の手によって“日本最大級を誇れるばら園”である現在の「かのやばら園」が完成しました。8haの敷地内に咲き誇る約3.5万株のバラは、鹿屋市のシンボルになっています。
100万本のバラが咲き誇る日本最大級の「かのやばら園」
「かのやばら園」入口 「かのやばら園」ローズチャペル 「かのやばら園」ハートのバラ 「かのやばら園」つるバラトンネル
東京ドーム約1,7個分! 8haの広大な敷地に、1,500品種3.5万株ものバラが咲く「かのやばら園」。日本最大級を誇るこのばら園は、約13年の歳月をかけて現在の規模になりました。多くのスタッフの手によって日々大切にバラが育てられ、2006年に「プリンセスかのや」、2014年には「サザン・ホープ」という鹿屋オリジナルのバラも生まれています。
園内の至る所で美しいバラを撮影できますが、中でも人気のフォトスポットは3カ所。1ヶ所目は、春と秋の2回見頃を迎えるとなる白バラに囲まれた「ローズチャペル」。「恋人の聖地」にも認定されており、ウェディング気分でパートナーと写真を撮りたくなります。2ヶ所目は、赤やピンクなど区画ごとに様々な色のバラを楽しめるエリア「カラーガーデン」。ガーデン中央にはハートのバラがあり、ベンチに座って写真を撮りたくなります。そして最後にもう1ヶ所が「つるバラトンネル」。春に満開を迎えるつるバラのトンネルを、「ローズトレイン」に乗って内側から撮影するのもおすすめです。
春と秋の年に2回、バラの見頃を迎える時期には「かのやばら祭り」が開催されます。最大15万人以上も来場した、ばら園最大の人気イベント! 春は、全品種のバラがほぼ同じタイミングで大きくボリューミーに咲き誇り、華やかなバラの香りが園内いっぱいに広がります。秋は、剪定した順に満開を迎えるため、品種の違いをより楽しめる季節。気温が下がるにつれて段々と色も濃く、香りも強くなっていきますよ。「かのやばら祭り 2022春」は、4月29日(金・祝)~6月5日(日)開催予定です。※状況によって、変更になる場合があります
<b>「プリンセスかのや」</b><br>
2006年に鹿屋で生まれたオリジナルのバラ<b>「プリンセスかのや」</b>は、香りの強さが特徴。少し離れた場所でも、香りが風にのってふわりと漂ってくるほど。表の赤色×裏の白色のバイカラーの花びらで、大きく咲き誇ります。<b>「切り花体験」</b><br>
お気に入りのバラを、お土産にいかがですか? 予約不要で楽しめる「<b>切り花</b>」は、一輪咲きのスタンダードタイプが150円、房咲きのスプレータイプは200円で体験可能。混み合う時期は本数制限が設けられる場合もあります。<b>「アジサイ」</b><br>
実はバラ以外にも、季節の移り変わりとともに様々な花が咲き誇るのも、かのやばら園の魅力。中でもアジサイは100品種1,500株も植栽されていて、梅雨の時期限定で楽しめる、バラとアジサイの美しいコラボはスタッフさんのおすすめ!
- ●「かのやばら園」
・住所/鹿児島県鹿屋市浜田町1250(Google Map)
詳細はコチラ
“ばらのまち”で食べずして帰れない!鹿屋名物“バラ”グルメ
「ローズダイナー」薔薇カレー 「ローズダイナー」ばらのソフトクリーム
ばらのまちかのやの“バラ”は、見て楽しむバラだけではありません! 美味しい“バラ”グルメも続々と開発されています。
かのやばら園内のレストラン「ローズダイナー」の名物は、「薔薇カレー」と「ばらのソフトクリーム」。ピンクのルーが珍しい薔薇カレーは、かのやばら園で生まれた「サザン・ホープ」の親品種でもある「うらら」をペースト状のチャツネにして、ルーにブレンドしています。無農薬栽培したバラを、花束を贈る気持ちで丁寧に調理しているそう。カレーにセットでついている「薔薇ティー」には、砂糖漬けされたバラの花びらが入っています。ローズウォーターが使用されるソフトクリームも、バラの香りと色を楽しめると人気です。
さらに、かのやばら園で購入できる「薔薇の贈りもの」は、大隅半島を代表する焼酎蔵・大海酒造が手掛けた“バラ”焼酎。無農薬栽培した香りの強い「ダマスク・ダマッセナ」をつぼみの状態でさつま芋と同時に仕込み、スッキリした味わいに仕上げています。また、“食べた人がばら色の夢をもち、ばら色の人生でありますように…”という想いが込められた「ばら色サブレ」も人気のお土産。鹿屋市で創業73年の手作り郷土菓子店・杵屋モン・ドールが生んだ、生地にバラの花びらとローズヒップを練り込んだサブレです。どちらも、かのやブランドとして「ばらのまちかのや認証品」になっています。
<b>「バラ色の恋人」</b><br>
ばらのまちかのやを象徴するドレッシング「<b>バラ色の恋人</b>」は紫芋でバラ色を再現し、ローズウォーターで香りづけされています。味のベースは醤油と酢なので、合わせ酢の代わりにご飯に混ぜれば、バラ色の彩り寿司を楽しめますよ!<b>「みなと食堂」</b>かのやカンパチ漬け丼<br>
バラの花びらの粉末が混ぜられた餌で育てられる「<b>かのやカンパチ</b>」は人気のブランド魚。鹿屋市漁業協同組合が運営する人気店「<b>みなと食堂</b>」では、新鮮なかのやカンパチを使った漬け丼や炙り丼をリーズナブルに味わえます。<b>「陣力」</b>かのや豚バラ丼<br>
“バラ”グルメは、バラだけじゃない! 鹿屋産豚をバラに見立てて盛り付けた「<b>かのや豚バラ丼</b>」も人気の“ばら”グルメ。写真の地元人気焼肉店「<b>陣力</b>」や、第3回「全国丼グランプリ」豚丼部門で金賞を受賞した「<b>小松食堂</b>」がおすすめ。
- ●「ローズダイナー」(「かのやばら園」内)※ご来店時は事前に店舗にご確認ください
・住所/鹿児島県鹿屋市浜田町1250(Google Map)
●「薔薇の贈りもの」詳細はコチラ - ●「ばら色サブレ」詳細はコチラ
●「バラ色の恋人」詳細はコチラ
●「みなと食堂」※ご来店時は事前に店舗にご確認ください
・住所/鹿児島県鹿屋市古江町7440-3(Google Map)
詳細はコチラ
●「陣力」※ご来店時は事前に店舗にご確認ください
・住所/鹿児島県鹿屋市札元2丁目3709-1(Google Map)
詳細はコチラ
●「小松食堂」※ご来店時は事前に店舗にご確認ください
・住所/鹿児島県鹿屋市北田町9-5(Google Map)
詳細はコチラ
“かのやばら園がある”だけじゃない絶景と癒しの「霧島ヶ丘公園」
「霧島ヶ丘公園」ナイトコスモス 「霧島ヶ丘公園」ひまわり 「霧島ヶ丘公園」桜 「霧島ヶ丘公園」かのやえんがわ 「霧島ヶ丘公園」くろぶたの丘
かのやばら園は、錦江湾や桜島を眺望できる展望台やキャンプ場、人気のマウンテンバイクパークなどを有する「霧島ヶ丘公園」内にあります。この霧島ヶ丘公園は、様々なグルメやピクニック、アクティビティを楽しめる、カップルから家族連れにも人気のスポット。バラを満喫した後には、ぜひ立ち寄って♪
霧島ヶ丘公園では、桜やひまわりなど、かのやばら園に負けず劣らずの四季折々の花を楽しめます。特に、例年11月頃のライトアップされた250万本のコスモスを楽しむ「ナイトコスモス」が人気で、その幻想的な景色はSNS映え間違いなしの写真を撮影できますよ!
飲食や雑貨のショップが立ち並ぶ「かのやえんがわ」は、まさに地元の憩いの場。開放的な芝生の広場で「俊ちゃんのからあげ屋さん」や、無農薬ハーブを使った自家製カレーライスが自慢の「ハーブ茶屋」、備長炭で焼くマルイのしょうゆ団子とソフトクリームが名物「えんがわ SIDE-5・6」などを楽しんで! 音楽イベント、花火など、様々な催しも不定期で開催されます。 黒豚の生産~販売まで一貫体制を敷く地元企業・南州農場直営の「くろぶたの丘」も人気施設。レストラン「KUTON(くーとん)」、ハンバーガーなどのテイクアウト店「KURODELI(くろでり)」、加工品直売所「KUROMARCHE(くろまるしぇ)」、ウインナーなどの手づくり体験と試食ができる「KURO STUDIO(くろすたじお)」が併設されています。
「<b>かのやえんがわ</b>」俊ちゃんのからあげ屋さん<br>
霧島ヶ丘公園散策には、「<b>かのやえんがわ</b>」のイメージキャラクター“俊ちゃん”が、日曜限定で営業する「<b>俊ちゃんのからあげ屋さん</b>」の揚げたてからあげをお忘れなく♪ イベント開催時には俊ちゃんのピアノ演奏も聞けるかも…?「<b>くろぶたの丘</b>」KUTON<br>
「<b>KUTON</b>」では、オーナーこだわりの錦江湾の美しい景色を眺めながら、黒豚・黒牛と地元野菜のイタリアンを楽しめます。低温調理で旨みがギュッと詰まった人気メニュー「炭火焼 黒豚肩ロースステーキ」は絶品です!「<b>くろぶたの丘</b>」KURO MARCHE<br>
日本唯一のドイツ国家認定女性食肉加工マイスターがこだわり抜いた加工品が並ぶ「<b>KURO MARCHE</b>」。芳醇な香り、とろける脂の食感、赤身の旨味でファンの多い「黒豚2年熟成生ハム」は南州農場を代表する逸品です。
- ●「霧島ヶ丘公園」
・住所/鹿児島県鹿屋市浜田町1250(Google Map)
詳細はコチラ
「かのやえんがわ」詳細はコチラ
「くろぶたの丘」詳細はコチラ
※価格などの情報は取材時のものです。