江能倉橋島
音戸銀座街で息抜き散歩
広島県の南西部に位置し、江田島・能美島 、倉橋島などからなる「江能倉橋島半島」。この地域の注目のスポットは、昔ながらの街並みが今も残る、呉市音戸町の「音戸銀座街」です。今回は、日常を忘れて息抜きがしたい方へおすすめの、音戸銀座街の歩き方についてご紹介します。
昔懐かしいレトロな街並み「音戸銀座街」
広島県呉市音戸(おんど)町は、古くから瀬戸内海有数の商港として栄えた港町です。名産には「音戸ちりめん」などがあり、音戸という地名を一度は耳にしたことがある方も多いのでは? 音戸の瀬戸に架かる音戸大橋の引地地区にあるのが、音戸銀座街と呼ばれる旧道。約100年前の街並みや古民家が今も残っているスポットです。
ただのんびりお散歩をするだけでもよいですが、最近では、雑貨屋さんやドライフラワーのお店、モダンな民宿など…古家を活用したオシャレなお店がひっそりとオープン。都会ではなかなか見れない景色や体験ができると、いま大人の女性から注目が集まっているエリアなんです。
130年続く呉服屋をリノベーションしてできた天仁庵
1882年創業の呉服店を、2012年にリノベーションしてできたのが、ここ「天仁庵」。「天」も「仁」も漢字で”二人”と書きますが、「天」は宇宙の法則に従って自然を大切にする、「仁」は思いやりの心を持って生きるという意味。「庵」はそんな人たちが集まる場所。天仁庵にはこのような意味が込められています。
施設の1階では、カフェスペースのほか、食品や衣類、作家さんの器など、多岐にわたるジャンルの商品を販売しており、2階は陶芸家さんの陶器展示販売やワークショップ等のイベントを行えるギャラリースペースとなっています。
店内で購入できる注目商品は、<b>音戸町の名産である「音戸ちりめん」を使ったふりかけ</b>。実山椒入り(左)、プレーン(右)の2種類があり、ともにご飯のお供やサラダ、おにぎりの具によく合うんだとか。ギフトボックスに入れられるので、プレゼントにも最適です。(2個化粧箱入り 音戸ちりめんとかつおぶしのふりかけのセット 80g☓2個 2,600円) 注目商品2つ目が、<b>天仁庵のおだし</b>。このお出汁が使われているCafe Shunpuのお味噌汁が美味しいと大評判で、ランチでその出汁の美味しさを知ったお客さんがお土産に買っていくんだとか。音戸名産のいりこ、鹿児島県の枕崎の削り節、羅臼昆布を使用しており、素材の味をしっかり感じることができます。(8g☓12パック入り 1,500円)
施設内のCafe Shunpuでは、地元でとれた新鮮な食材を使用したランチ、カフェメニューが楽しめます。レトロで落ち着いた雰囲気の店内で、ゆったりと美味しいランチが食べられるため、こちらのカフェは連日多くのお客さんで賑わっているんだとか。
数々のメニューのなかで一番人気なのが「Shunpuランチ(2022年1月より¥2,200)」。四季折々の食材を使った11品目が月替わりで楽しめます。
11月のメニューは以下の通り。ひとつずつ手作りした、こだわりの料理が一度にたくさん味わうことができると大人気です。
- 「天仁庵」へのアクセス・営業時間などの詳細は こちら
つつじが綺麗な音戸大橋も必見
朱赤の「音戸大橋」も、音戸町のトレードマークかつ外せない絶景ポイントです。瀬戸内海では初めてとなる、本土と離島間の架橋として1961年に開通した音戸大橋。
橋が架かる前までは、渡し舟しか本土への交通手段がなかったので、橋ができた後の島民の生活スタイルは一変したんだとか。春には橋の周囲に咲き誇る鮮やかなつづじと赤い橋がとても綺麗で、観光客で賑わいます。
音戸大橋の近くには、2013年に建設された「第二音戸大橋」もあります。音戸銀座街から第二音戸大橋へ続く階段があり、そこから臨める音戸大橋と海峡は何ともいえない絶景。そんな景色を眺めながら深呼吸すれば、日々の忙しさを忘れ、体も心もリフレッシュできるはず。
※価格などの情報は取材時のものです。