大隅半島
やさしいキンカンジャムへのこだわり
宮崎で有名なフルーツといえばマンゴーだけではありません。「たまたま」という最高峰を擁する“完熟きんかん(出荷時期は1月中旬から3月ごろまでの限定)”の産地としても有名なのが宮崎県串間市。柔らかく薄い皮で糖度が高いため、皮をむかずにまるかじりできるのが特徴です。
きんかんの仕入れ先、その製法……すべてがやさしいジャムができました
宮崎は柑橘類にとってベストな気候、それはきんかんにとっても例外ではありません。元は仕出し弁当やマンゴージャムの生産からスタートした「たいき食品」。代表の冨山眞理子さんによると、「きんかんの加工品を商品化するにあたって、串間市の担当者さんにいつ完熟になるのかなどの情報を仕入れ、集約することで仕入れ先を選定しました」とのこと。
そして、「きんかんを仕入れる際には20㎏ごとのコンテナに分けるのですが、小さい粒と大きい粒を分けておいてくれたのが、きんかん農家の本田さんだけでした。その親切さとやさしいお顔にひとめ惚れしました(笑)」と冨山さん。長くお付き合いをするうえで、そして“安心”を提供するためにとても重要なことですとおっしゃいます。
仕入れたらまずは30分水に漬け、ひとつひとつ手作業で半分に割って種を取るそう。そしてすぐに-23℃の急速冷凍で凍らせてから寝かせます。当初は保存のための方法として始めたのですが、きんかんの繊維がほぐれて柔らかくなったため、いい効果を出してくれています。鍋でことこと煮込んだ串間産のきんかんと沖縄産のきび糖だけでつくるジャムは、余計な甘さが邪魔しない自然な味わいが人気ですが、きんかんらしい苦みも立っているので大人好みです。
余計な添加物などは入っていないきんかん加工品のラインナップ。ひとつひとつ、手作業で種を取り除きシロップで煮込んだ「100%串間産のキンカンコンポート」230g¥800、「100%串間産のキンカンジャム」125g¥600、きび糖とともに練り上げ焦げないように2時間ほど煮詰めた「100%串間産のキンカンキャラメル」150g¥700
ちなみにきんかんの加工品は、初めに食感や風味を丸ごと楽しめるコンポートを作り、そこにきび糖のみを加えてジャムを作り、そのままの素材で2時間置いて少しグラニュー糖を加えれば、グミのようなキンカンキャラメルができあがります。
自称「串間市地場産業界の広告塔“マリー”」こと、たいき食品代表の冨山眞理子さん。その人柄と溢れるパワーでまわりをハッピーにさせる方です。「お客さんの笑顔を想像しながら」の商品づくりはもちろん、瓶詰めからシール貼りまですべて手作業。串間市に立ち寄ったら、ぜひ会いに行っていただきたい!
宮崎県串間産のマンゴーをまるごと使った手作りジャムも人気商品。原材料はマンゴーのほか、きび糖、レモン果汁をほんの少し加えただけ。パンに塗るだけでなく、ヨーグルト、ケーキ、ソフトクリームなどのスイーツとも相性がいいです。125g¥700
冨山さんおすすめ! キンカンジャムをさらに美味しく食べるには
もちろん、オーソドックスにジャムとして活用するのはおすすめですが、地元・串間の方にはさまざまなアレンジ方法があるそうです。きんかんのプロである冨山さんに、代表的なジャムの使い方を取材しました。
冨山さんおすすめの食べ方№1は、鶏肉との合わせ。フライパンにオリーブオイルをしき、鶏むね肉を焼いて、仕上げにジャムを乗せるだけ。余計な甘みのないジャムが、たんぱくな鶏肉の旨みをより一層引き立ててくれます。
意外な合わせ方としては「きゅうり、たまねぎ、生わかめを和えた酢の物(海のものと山のもの)にジャムを使うと、独特の苦みが効いて美味しいです」という冨山さん。編集部では、塩もみしたキュウリの水分をしっかり切って、カニカマ、ワカメ、ジャムと米酢を1:1でといたものと和えました。しばらく冷蔵庫で冷やすとなじんで、より美味です。
シフォンケーキやスコーンにつけるとリッチなおやつに早変わり。チーズにも合う柑橘系の風味がクロテッドクリームとの相性がいいです。このジャムにコクが加わると味わいもより引き立てられます。 もちろん、オーソドックスにトーストに塗るだけで、十分優雅な朝食になります。ほかに、「カレーに入れるという話を聞きました」と冨山さん。串間オリジナルの隠し味ですね。また生姜湯のように、のどが痛いときお湯に溶かして飲むという使い方もあるそうです。
宮崎県串間市の特産品「100%串間産のキンカンジャム」を3名様にプレゼントいたします
甘味と酸味が生きる手作りジャムで、材料は串間で採れるきんかんときび糖のみ。添加物を一切使っておらず、体に優しい逸品です。「100%串間産のキンカンジャム」125gを特別に3名様にプレゼントいたします。
- 応募要項はこちら ※現在プレゼントキャンペーンは終了
※価格などの情報は取材時のものです。